マニフェステーション

マニフェステーション(具現化、現実化)というと、物質的なもの(こと)をイメージしがちですが、結局、そこで何を体験しているかというと、物質的なもの(こと)を通して自分が得ている体感や感情。
達成感とか、心地よさとか、物的・精神的豊かさへの感謝とか。
自分が焦点を当てたものが拡大し、物理次元での体験につながる。物質的なもの(こと)を一つのシンボルにして、それを得たときに感じる体感や感情を、それを既に得ているかのように感じる。しかし、思い描いた物質的なもの(こと)は一つのシンボルでしかない。それと同じもの(こと)が具現化するかどうかは宇宙に完全にお任せしておくことが鍵となる。思い描いたものを全く同じもの(こと)じゃないと嫌だ、困る、というのは、執着となり、スムーズで最善・最高の具現化を大きく妨げる。自分が最高と思っているもの(こと)よりもっと最高のもの(こと)があるかもしれないのだから(ある場合が多い)、今自分が思い描ける最高に囚われるよりも、お任せコースにしておいたほうが、結果的に得られるものは大きくなる。料理のことを知り尽くしているシェフに、素人の自分がメニューを指定しないのと同じ(その場合でも指定したい人はいるだろうけれど)。料理といえばカレーと目玉焼きしか知らない人が最高の料理としてイメージできるものは目玉焼きの乗ったカレーかもしれないけれど、人生で初めてシチューがでてきて、「何だこの白いカレーは!?」と最初はビックリするかもしれないけれど、食べてみたら最高に美味しくて、今自分が一番食べたかったのはこれだ!となるかもしれない。
あるとき、「宇宙を信頼する」というこういうことか、と腑に落ちた瞬間があった。自分がもっているエネルギー、自分が使っている波動(周波数)が自分の体験する現実を決めているのだというシンプルな公式。これを疑いなく信じられるかどうかが、「宇宙を信頼する」ということなのだと思った。ちょっと夢見がちな響きがあるかもしれないけど、うわついたものではなく、現実創造における単純な仕組み。仕組みがわかってくれば、あとはそれをどう使うかということになってくる。最初から完全に信じきれなくても、そういうものかもしれないと思って実験しているうちにこういうことだったんだとわかってくる。

本当のことはいつもシンプル。シンプルすぎて知識としてはどこかで聞いたことがあって刺激が少なくてすり抜けていくようなこともある。自分を変化させるには、ちょっとその気になってねばってみることが必要だったりもする。