「directionではなくorchestration」。
そんな言葉が浮かんだ。
これからの時代のリーダーに必要とされることだと思った。
命令したり指示を与えたりするというよりも
目的や方向性を同じくするグループに指針を示しつつ
調和をもたらしていく。
「この方法でなければいけない」
「絶対にこうすべき」
「これ以外はありえない」
と制限を与えるのではなく、
幅を広げる、
可能性を広げる。
グループに関わることで
個々の可能性が広がっていく。
そうでなければ個人は離れていく。
ポテンシャルを高め、引き出し合う。
個々が最善最高の選択をしたとき
全体にとって最大の奉仕となるグループ。
個々が最善最高の選択をしたとき
グループとしてのdirection(方向性)は
自然と生まれてくる。
リーダー一人が決めて指し示す必要はない。
リーダー、まとめ役は全体を見る視点を持っている。
個々が最善最高を果たすのを妨げているものが何かを見極める。
そのブロックを取り除くためにグループとして調整していく。
リーダー、まとめ役はそのファシリテートを中心になっておこなう役割。
自分の望みを叶えるには誰かを犠牲にしなければならない
という信念は根強い。
全体のために個人が犠牲になるの仕方がない
という信念も根強い。
しかし、それは一つの信念に過ぎない。
個人の最適化が全体の最適化につながる在り方も可能である。
give & takeの貸し借りでもなく
持ちつ持たれつの貸し借りやもたれあいでもなく、
単純な掛け算。
個々の能力と個々の能力の掛け算。
個々の資質と個々の資質のの掛け算。
輝きと輝きの掛け算。
何でも選べる。
何を選ぶかは自分次第。
自分がよしとするものだけを選べばいい。
ないものを自分でつくればいい。
選びたくないものは何一つ選ぶ必要はない。
その中に最高のものがなければ
ひとまずその中で少しでもマシなものを
選ぶことが必要な時もあるにせよ。