指を痛めたのもあり、音声入力を試してみています。
何年も前に一度試してみたら精度が悪く、これは使い物にならないと思ってやめておいたのですが、この頃のは精度が飛躍的に上がっていて、これならキーボードで打つよりスムーズかもしれないと思い、実験してみています。
この記事も音声入力で書いています。音声入力で書くと言っても、声で入力した後、キーボードであちこち修正する必要はあります。今使ってるシステムは自動的に句読点を打ってくれないし、いちいち声で改行するのも面倒なので、とにかく書きたいことを喋りまくって、形は最後に整えるということをしています。内容に集中できるので、それはそれで良さそうです。
指でキーボードを打つとなると、画面を見ながら書くことになります。漢字に変換しながら書きたいので、当然画面を見るわけですが、変換にけっこうな時間をかけているということが、音声入力をしているとよくわかります。音声入力の場合、自動的に漢字変換をしてくれるので、その点は非常にスピーディーです。
キーボードで打つとなると、指に負担がかかるので無意識のうちに文字量に制限がかかっているような気もしました。話す方がブワーッと書けてしまうので、キーボードで書くときよりも、同じテーマやインスピレーションで何かを書き始めたとしても、書く分量が多くなります。
しゃべって書くと同じようなことを何度も繰り返してしまいがちなのですが、そのちょっとした無駄なところに何かが乗ったりします。そういう書き方をキーボードでも試みていたときもあるのですが、しゃべるように書くという場合、しゃべるようにキーボード打つよりも、実際にしゃべりながら書く方がもちろんしゃべるように書くことができます。
手があいてるときは、石を握っていることが多く、キーボードを打つ時も小さな石を親指でてのひらに押さえつけて残りの4本で文字を打つことがありますが、この方法で長文を書くのはなかなか大変です。音声入力の場合、両手が空くので、好きなだけ石を握って文字を書くことができます。
僕の場合、目を閉じてしゃべった方が書きやすく、入力が正確になされているかどうか確認せずにしゃべり続けています。音声入力のアプリやソフト、システムはいろいろありますが、一番優先するのは、いつの間にか音声入力機能がストップしないことです。いくつか試したところ、多分何もしゃべっていない時間が続くときなどに、勝手に音声入力機能がオフになることがあり、その後も目をつぶったまま喋り続けているのに記録されていないことがありました。これは一番避けたく、今のところそういうことがないのでMicrosoftのWORDの音声入力機能を使っています。
自分が意図したものとは違うように入力されることもありますが、滑舌の問題もありそうです。正確に入力してもらおうと思うと滑舌よくしゃべる必要があるので、滑舌の改善にも役立ちそうです。ただ、正確に音声を拾ってもらおうという意識が働くとちょっと機械的な喋り方になるので、こればっかりやっていると、人と話す時も機械みたいな喋り方になってしまわないかというのが少し気がかりです(機械みたいになっていたらご指摘ください😁)。パソコン相手だけでなく、生身の人間と話す時間もちゃんととれば大丈夫だと思いますが。
あるとき、Youtubeを見ていたら生身の人間がしゃべってるのにAIの日本語のようなイントネーションでしゃべっている方がいて、びっくりしたことがありました。AIによるナレーションを動画にたくさんつけて、そればっかり聴いているうちに自分の言葉もAIのようなイントネーションになることがあるのかもしれないと思いました。それはそれで面白いのかもしれませんが。
音声入力で話す際、抑揚をつけたり感情をこめても文字の上に表現されないので、音声でそのまま表現するラジオとはまた違った話し方になります。文や文章の途中で止まって考えることができるので、しばらく沈黙していることもあります。
この光景を誰かが見たら奇妙に見えるかもしれません。
実験、実験、何事も実験です。実験するとわかってくることがたくさんあります。わかってくる過程が面白いです。まだ実験を始めたばかりですが、どういうといは音声入力が向いていて、どういうときはキーボードの方が向いているかというのもハッキリしてきそうです。今年はブログをたくさん書いていこうと思っているので、音声入力が大いに助けになってくれそうです🎤