表現していきながら自分を知る

 


文章を書くのでも
写真を撮るのでも
音楽を奏でるのでも
表現していくときに
まず大事なのは
自分の心が動く
自分が感動する
自分自身の気づきがある
自分の発見がある
自分自身のハッとした感覚がある
ということだと思います

自分が試食してみて美味しいと思わない料理を
大事なお客さんに出そうと思わないのと一緒

そういうスタンスで表現をしていると
アウトプットすることは自分を知ることにつながります

自分が何に感動するんだろうか
自分は何が好きなのだろうか
何にときめくのか
自分の心は何を求めているのか
自分の身体は何を求めているのか

それをただ知り
ただ表現する
自分自身が納得できるカタチで

そのカタチはなんでもあり
自分がいいと思えればOK
ほかの人がどうであれ
それを同じくいいなと思う人もいれば
いいなと思わない人もいれば
興味関心もない人もいる
それでOK

まずは自分の中で完結させる
それがほかの人にとってどういう意味があるのかは
あとはもうお任せしておく

この線引きがごちゃごちゃしてくると
自分が何をしたいのかも
わからなくなってきやすい

こういうのを好きな人が多いだろうから
こういうのが流行っているから
という順番で自分がやることを決めると
自分が本当にやりたいことから
ずれていってしまうことがある

これをやれば
こういうやり方でやれば
こうなるだろう
という期待をもっとやってると
それをやる事自体が好きなのか
それとも
それをやった結果起こってくることのために
今自分が大して好きじゃないことを
やっているのかも
よく分からなくなってくる

そしてその期待通りのことが起こっても
それをもたらすためのこと自体が
好きでなければ
そのうち
続けるのがつらくなってくる

表現することは自分を知ること

表現しながら自分を知っていく

始めてみないことには分かりづらかったりもする

ちょっとやってみて感じてみる
やってみることが大事だけど
やってみたときにどう感じているかを
感じてみることが大事

自分を知っていくことは楽しい作業である
楽しいプロセスである
それを楽しいものにするかどうかは
自分次第

今のところよく分からないという状態を
楽しめるかどうか
全てわかったという状態でない状態を
楽しめるかどうか
どんな状態であってもその時々の状態を
楽しめるかどうか
今にいるというのはそういうこと
今はこれはこれで完璧だと感じられる
変わっていくことはわかっている
どう変わっていくかは自分で決められる