読んだ絵本「スイミー」「オオカミがとぶひ」「おしゃべりなたまごやき」

絵本が夜の楽しみになっています。

「読み聞かせ始めます」と相方に言うと、「(「読み聞かせ」じゃなくて)もっといい言い方ないん?」とツッコミ。読んで聞かせる、というのはちょっと偉そうな表現です。頼まれてもないのに勝手に読み聞かせてるのに。「朗読のほうがいいかな」、ということになりました。「音読」と言えばさらにニュートラルな感じになります。




「スイミー」(レオ=レオニ 著、谷川俊太郎 訳)。なつかしい。小学校の教科書で読みました。一人(一匹)は小さくても、協力すれば大きな力になれる…とか、学校では教訓的なメッセージを引き出そうとしがちですが、絵本はそんなことを考えずに読んだほうが楽しめます。教訓的といえば教訓的なストーリーかもしれませんが、押し付けがましくなくすっと読めるのは絵のちからなのかもしれません。




「オオカミがとぶひ」(ミロコマチコ 著)。ゴーーっと流れるようなストーリーと絵。時計の針を戻すカメの絵が可愛い! ミロコマチコさんの絵は真似して描きたくなるものが多く、クレヨンで真似して描いて喜んでいます。




「おしゃべりなたまごやき」(寺村輝夫 作、長新太 画)。ユーモラスなストーリーに、ユーモラスな絵。ちょっととぼけた王様。王様ってだいたいこんな感じなのかな、と思えてきたけど、どうなんかな、裸の王様とか。タイトルを忘れて読み進めてたけど、よく考えると、タイトルを意識しながら読むと、途中で最後の結末がわかってしまう…だけどあえてこのタイトルにしたのでしょう。ぼくだったら「おうさまのたまごやき」とかにしそうだけど。