絵本「サディがいるよ」「モグラくんがみたおひさま」「くもの日記ちょう」を読んで。

図書館に行くと、絵本をたくさん借りてきます。

絵本コーナーに行くと、「絵本っていっぱいあるんやなぁ~」と思うことがありますが、それもそうか、絵がいっぱいついてたら何でも絵本だものなぁ、と思います。そんな大量の絵本の中から読みたい絵本を探すのも楽しい時間です。

まず、タイトルとそのフォントや本の厚さやなんとなくデザインから当たりをつけ、本棚から取り出します(普通みんなそうでしょう)。それから、表紙のイラストを見て棚に戻すこともあります(相性の問題です)。中をパラパラめくってみて、絵となんとなく目に入ってきた文字からストーリーがなんとなく浮かび上がってきますが、なんとなくにとどめておいて、読みたいと思ったら借りてきます。そのなんとなくの時点で好みじゃないと感じることもあり、その場合は棚に戻します。絵本は大量にあるとはいえ、家に連れていって音読したくなる本は一部のようです。

最近連れ帰った本です。




「サディがいるよ」(サラ・オレアリー 文、ジュリー・モースタッド 絵、横山和江 訳)。相方に(無理やり?)読み聞かせてしていると、サディはぼくのようだと言っていました。サディには「つくりたいもの、やりたいこと、なりたいものが、ありすぎる」そうです。ぼくもそうです。ワクワクして日々を生きる喜びがキラキラ輝いてくるような絵本でした。




「モグラくんがみたおひさま」(ジーン・ウィリス 文、サラ・フォックス-デイビス 絵、三原泉 訳)。モグラは明るい場所では目が見えないそうです。日の出を見たことのないモグラくんに、他の動物たちが言葉で日の出の様子を伝えてあげます。動物たちの姿がやさしく、心がじんわりとあたたかくなるような絵本でした。動物の絵が「リアル」だなぁと思ったら、絵を描かれたサラ・フォックス-デイビスさんは、野外観察の図鑑やガーデニング書のイラストなども数多く描かれているそうです。そういえば実物のモグラって見たことないなぁ…田んぼにボコボコ穴をあけてたりして、身近にいるはずですが。




「くもの日記ちょう」(長新太 作)。タイトルからして惹かれる絵本です。どういうことだろうと読み始めたら、どうやら、雲が書いた(描いた)日記帳のようです。なんて自由な日記帳。日記帳、夏休みの宿題でかいたっけ? 日記帳を買ってきて、もっと自由にかきたくなってきます。