香川県琴南産のそば粉で蕎麦打ち。謎の食べものになってしまった…


香川県まんのう町にある「エピアみかど(道の駅ことなみ)」の産直市場「清流の里」で、地元の琴南産のそば粉を発見。家で打ってみようと思い、買ってきた。


昨年の11月に収穫され、12月に製粉されたとのこと。新鮮なうちに食べたいと思い、雨の日の昼にデスクワークの気分転換を兼ねてそば打ち。


長芋をつなぎに入れる方法があると友人から聞き、長芋も買ってきていた。おろし器ですりおろすだけでは蕎麦がぽろぽろ折れやすいらしく、すり鉢で繊維を細かくすりつぶした。


まだ粒々は残っているけれど、これくらいの感じに。

分量はネットで調べ、そば粉250g、長芋90g、水60gでいくことに。


長芋をそば粉に混ぜるのがなかなか難しい。すりつぶした長芋に水を加え、なるべく小さく分けながらそば粉に加えていった。大きなかたまりができるので、指で小さく分けてダマをなくしていく。水を少しずつ加えてはかき混ぜ、かたまりをほぐしていく。


それっぽくなってきた。もう少し!


いよいよまとまってきた。なんとかまとまる水分量。


けっこう硬い!


麺棒が家にあるはずなのに出てこないので、長細い瓶で代用。普通のまな板しかないので、狭い…。


餅つきの残りの片栗粉を打ち粉に。


水が少なかったようで、延ばしているとひび割れてきて、包丁で切るまえに折った折り目もひび割れて麺が短くなってしまった。


大きめの鍋で沸騰させていたお湯に放り込む。麺が浮いてきてから1分ほど茹でた。


水でしめて完成! 茹でると膨らんで、普通の蕎麦よりも太くなってしまった(うどんほどではない)。食べてみると、麺が太いのでまだ火が十分に通っていなかったらしく、かたい…。年末から食べ続けているおでんに投入!


ストーブの上でちょっと煮るくらいではなかなか柔らかくならず、ガスの火でしばらく沸騰させた。


ようやく柔らかくなったが、蕎麦というよりも、ちくわぶのような食感に。おでんの味が染みて、なかなか美味しい。山梨で食べた「ほうとう鍋」のようでもある。

慣れない蕎麦打ちで大騒ぎし、それに付き合わされた相方はぐったり。ぼくもずいぶんエネルギーを使い、気分転換どころではなくなった。

珍しい食べものが入ってきて、お腹もびっくりしたようで、午後はお腹の様子がおかしかった。お腹の動きは舌と連動していて、味や触感によって消化の仕方も変わるのだろうと思った。身体に入った食物の栄養素をただ単に機械的に消化・吸収しているのではなく、味覚とも相談しながらどの程度、どういう感じで消化・吸収するかを決めている感じがする。

そば粉がまだ半分残っているので、また近々再チャレンジしてみよう。こういうことは、何度も手を動かして身体で覚えていくのが一番。あと10回も打てば(そんなに!?)、まともな蕎麦になるはず!


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by 硲 允(about me)
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