便利な区分けなので、「都会」と「田舎」の対比で語られることが多く、このブログでも、都会と田舎の違いについてあれこれ書いているけれど、「都会」と「田舎」という線引きや対比はそう単純にはいかず、しっくりこないことも多い。
一概に「田舎」といっても、コンビニもスーパーも自販機もない山奥もあれば、ぼくが場所も普通は多分「田舎」に区分されるだろうけれど、自転車でちょっと行けばコンビニもイオンも郵便局、ホームセンター…なんでもある。
「田舎」でも、アパートに住み、車で街まで出てオフィスにこもって仕事をする毎日では、田舎らしい恩恵はあまり受けられないかもしれない。
「都会暮らし」でも、近くに小さな畑を借り、マンションのベランダでプランター菜園をし、郊外まで電車で出かけて植物の世話をするような仕事もあるだろう。
「都会 vs 田舎」の対比よりも、「人工 vs 自然」「消費する暮らし vs つくる暮らし」という対比のほうが、はっきりするし面白いと思った。
都会にも自然はあるし、お金で消費するのはほどほどにして、身体を動かして自らいろいろつくる暮らしもできる。田舎でも人工物に頼り切り、お金にたよって消費するばかりの暮らしもできる。
ぼくは東京で暮らしていた頃から、「人工→自然」「消費する暮らし→つくる暮らし」へのシフトを目指し始めた。人工物に頼り過ぎると、自分の本来の感覚が感性が麻痺してくる。消費する暮らしは、お金がかかるし、そのお金を稼ぐために自分の時間をずいぶん費やす必要がある。その仕事が好きでやりがいや意義を感じ、仕事をしている時間が幸せならいいけれど、時間の切り売りのような仕事をして心身ともに疲れ、それでやっと得たお金で消費するのに十分価値があるようなものはあまり見あたらない。
自然の恵みを十分に受けた食事をし、植物と触れ合う暮らしをしていると健康になるし、元気がでるし、幸福感が大きい。野菜にしても、暮らしに必要なものにしても、自分でつくると手間も時間もかかるけれど、時間の切り売りだという感覚は全く生まれず、つくっている時間そのものが楽しく面白く、完成したときの喜びも大きく、何かを犠牲にしている感がない。
人生で何を選ぶかは人それぞれだけど、人工物や消費する暮らしがもたらすものにもう飽き飽きしている人や、そのコースに魅力を感じない人が増えてきているらしく、最近、本屋に行くと、こんな雑誌でもこんな特集をするようになったんや、と驚くことが多い。
香川は日本一小さな県で、山、里、街を頻繁に行き来する。街には街の幸せが、山には山の幸せがあるなぁと思うけれど、ぼくはやっぱり、なるべく身近に自然を感じられる場所で暮らしていきたい。
一概に「田舎」といっても、コンビニもスーパーも自販機もない山奥もあれば、ぼくが場所も普通は多分「田舎」に区分されるだろうけれど、自転車でちょっと行けばコンビニもイオンも郵便局、ホームセンター…なんでもある。
「田舎」でも、アパートに住み、車で街まで出てオフィスにこもって仕事をする毎日では、田舎らしい恩恵はあまり受けられないかもしれない。
「都会暮らし」でも、近くに小さな畑を借り、マンションのベランダでプランター菜園をし、郊外まで電車で出かけて植物の世話をするような仕事もあるだろう。
「都会 vs 田舎」の対比よりも、「人工 vs 自然」「消費する暮らし vs つくる暮らし」という対比のほうが、はっきりするし面白いと思った。
都会にも自然はあるし、お金で消費するのはほどほどにして、身体を動かして自らいろいろつくる暮らしもできる。田舎でも人工物に頼り切り、お金にたよって消費するばかりの暮らしもできる。
ぼくは東京で暮らしていた頃から、「人工→自然」「消費する暮らし→つくる暮らし」へのシフトを目指し始めた。人工物に頼り過ぎると、自分の本来の感覚が感性が麻痺してくる。消費する暮らしは、お金がかかるし、そのお金を稼ぐために自分の時間をずいぶん費やす必要がある。その仕事が好きでやりがいや意義を感じ、仕事をしている時間が幸せならいいけれど、時間の切り売りのような仕事をして心身ともに疲れ、それでやっと得たお金で消費するのに十分価値があるようなものはあまり見あたらない。
自然の恵みを十分に受けた食事をし、植物と触れ合う暮らしをしていると健康になるし、元気がでるし、幸福感が大きい。野菜にしても、暮らしに必要なものにしても、自分でつくると手間も時間もかかるけれど、時間の切り売りだという感覚は全く生まれず、つくっている時間そのものが楽しく面白く、完成したときの喜びも大きく、何かを犠牲にしている感がない。
人生で何を選ぶかは人それぞれだけど、人工物や消費する暮らしがもたらすものにもう飽き飽きしている人や、そのコースに魅力を感じない人が増えてきているらしく、最近、本屋に行くと、こんな雑誌でもこんな特集をするようになったんや、と驚くことが多い。
香川は日本一小さな県で、山、里、街を頻繁に行き来する。街には街の幸せが、山には山の幸せがあるなぁと思うけれど、ぼくはやっぱり、なるべく身近に自然を感じられる場所で暮らしていきたい。