ルタバガをマッシュにするという食べ方を試す。寒さに強いスウェーデン生まれの野菜

ルタバガ

こちらは、日本ではあまり見かけることのない「ルタバガ」。去年育ったルタバガが花を咲かせ、種を落として再び育った。


ルタバガはどうやら元々スウェーデンに自生していたらしい。北欧やロシアで栽培され、やがてスコットランド、そしてイギリス各地やアメリカにも広まったとされる。日本では明治の頃、北海道に入ってきたけれど、飼料用の栽培が主で、畑で育てる野菜の種を探していてたまたま見つけるまで、聞いたこともなかった。


見た目はカブに似ているが、根っこがごつごつしていて迫力がある。寒いところでも平気で、耐寒温度は-15℃以上といわれている。冬にも種が蒔けるのはありがたい。

スコットランドでは、「カブ」と言えばルタバガのことで、マッシュして食べることもあるらしい。一見カブのようなので、マッシュするというのは意外な食べ方・・・試してみることにした。


まず、皮をむいてサイコロ切りにする(皮はスープに入れた)。皮は真っ白に紫の模様入りだが、中身は黄色がかっている。


茹でるとさらに黄色くなった。火が通ると、だんだんホクホクしてくる。


すり鉢とすりこぎでマッシュ。

ルタバガのマッシュ

黒コショウをかけて食べるらしい。カブとは違った甘みがあり、見た目はジャガイモっぽいがジャガイモとも違う、食べたことのない風味。けっこうクセになる味。



ドイツパンに塗っても美味しかった(上に乗っているのは人参の葉)。

さらにネットで調べていると、スコットランドやスウェーデンでは、ルタバガをジャガイモと一緒にマッシュにするという情報もあった。次はそれも試してみたい。