ぬか漬け、継続中。ミニトマトやオクラもぬか漬けに


ぬか漬け、続いています。

上の写真に写っているのは、左が定番のナスのぬか漬け、右はミニトマトのぬか漬け! ミニトマトのぬか漬けを食べるのは今年が初めてで、なかなか美味しいものでした。半切りにして、半日から1日くらいの漬け時間がよさそうです。漬けっぱなしにすると、そのうち皮と中身が分離して、取り出すのが難しくなります!

夏野菜のぬか漬けや、定番のナスやきゅうりのほか、オクラも試してみました。オクラはそのままよりも柔らかくなって生でも食べやすくなり、これもお気に入りです。

夏のぬか漬けは、ぬかの発酵具合によって、ちょっとチーズのような風味がすることがあります。うちでは乳製品を食べませんが、チーズの風味を出したいときに、ぬか漬けを入れる方法もあるなぁと思いました。サンドイッチなどに挟んでもよさそうです。

夏のぬか床は、かき混ぜるのを1日でも忘れると急に調子がわるくなるので、毎日のお世話が欠かせません。夜遅くなって眠たくても、半分寝そうになりながらぬか床をかき混ぜます。無数の微生物が生きていて、ペットのようなものですが、ペットにしては、お世話がずいぶんラクな部類でしょう。ちょっと怠けて香りがわるくなっても、新鮮な糠と塩、野菜を足してなるべく頻繁にかき混ぜていると、そのうち復活します。その時々によって、香りも風味も違うのが、面白いところです。

うちは冷蔵庫を使っていないので、夏に野菜が一気にとれすぎたときの保存にも活躍してくれました。漬けすぎると塩っぱくなりすぎますが、数日の保存には重宝します。漬かりすぎて生で食べるにはキツいときは、野菜炒めに一緒に入れると塩気が中和されて、食べやすくなります。

最近は歯の治療中で玄米を噛むのがきつくて白米に近いお米を食べているので、精米機で取り除いてしまった糠の栄養素をぬか漬けで摂取できるのもうれしいです。糠の成分が野菜に移り、野菜の成分も糠に移り、その絶妙な循環が微生物の働きとともに起こっているぬか漬けは、まさに生きた食です。

ぬか漬けを日常的に食べていると、お腹の調子がいいように思います。自分の手で毎日かき混ぜることで、自分に合った微生物が働いてくれているような気もします。しょっちゅうかき混ぜるのは、最初の頃はちょっと大変ですが、習慣になれば大したことはありません。世話を続けているうちに、愛着が深まってきて、やめられなくなります。

ぬか漬けのことは、「ぬか漬けの基本 はじめる、続ける。」(山田奈美 著 / グラフィック社)という本で学びました。これ一冊でぬか漬けにずいぶん詳しくなれます。




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by 硲 允(about me)