サツマイモが風邪をひくことがあると知ったのは、去年だったか、一昨年だったか。芋を掘るのが遅くなり、寒さにあたって傷んでしまって残念なことになったので、今年は寒くなりすぎる前に慌てて掘り出しました。
まずはツルや草を整理するところから。
サツマイモを傷つけずに掘るのは結構難しいです。鍬で余裕を持たせて周りからちょっとずつ掘って様子を見るのですが、予想外のところに芋ができていることがあってびっくりします。
きれいに掘れるとうれしいです。
サツマイモを初めて育てたときは驚いたものです。春にツルをさしておくだけで、秋に芋がゴロゴロできるとは。
もちろん、芋を埋めておいても、サツマイモが増えます。今年も、芋を埋め、そこからのびたツルを畑にさしました(買ってきたツルからも育てましたが)。
埋めておいた親芋はどうなったかというと、こんなに巨大化していました(写真ではその迫力があまり伝わらないのが残念ですが…)。
一つの親芋から、これだけの子芋が育ちました。掘りながら、「サツマイモ貯金」という言葉が浮かびました。サツマイモ一つ埋めておくと、こんなにも自然の「利子」がついて増えます。
近くの電線に鳥がたくさんとまって、サツマイモ掘りの様子を見ているようでした。以前、ここの畑の土手で鳥の卵を発見し、そこから生まれた鳥らしき鳥がよく電線にとまってこちらの様子を見ているのですが、いつの間にこんなに仲間が増えたんだろう。珍しいことをしているとよく様子を見にきます。芋掘り観察、楽しんでもらえたかな。
by 硲 允(about me)