ヘチマの種とりとメダルゲーム


今年の珍妙畑はヘチマがたくさん育ちました。若い実を食べてみる、というのは今年はじめての体験でした。実は独特の香りがあって、苦手な人は苦手かもしれませんが、他の野菜と一緒に炒めものにするとなかなか美味しかったです。


種をならしてカラカラになったヘチマを収穫しました。収穫が遅れて畑で朽ちていってしまうことも多いのですが、ヘチマタワシにしてみたかったので、今年は朽ちてしまう前に!

ヘチマタワシ‥売っているのは見たことがありますが、どうやってつくるんだろう‥?


とりあえず、皮を剥いてみることに。思ったより簡単に手で剥けました! なかなか楽しい作業です。




手でパリパリと簡単に向ける部分もあるのですが、かたいところもあり、何本も剥いていると手を痛めそうなので途中から金属のフォークをつかったところ、うまくいきました。


皮を剥いていくと、ヘチマの下のほう(太いほう)には固い繊維質がなく、種が簡単に落ちるようになっていて、なるほどー、と思いました。それもそうで、全部が固い繊維に覆われていれば、種がなかなか土に落ちずに発芽しにくくなってしまうはずです。皮を下まで剥いてシャカシャカ振ると種がぽろぽろと簡単に落ちてきました。

メダルゲームより面白い! この作業をしていて、小学生の頃に時々ゲームセンターで遊んだメダルゲームを思い出しました。100円で11枚ほどのメダル(コイン)を買って、そのコインを使ってじゃんけんゲームやメダル落としゲームをしたものです。結局、1時間も経たないうちにメダルを全部使い果たして、100円がパーになります。お菓子買ったほうがよかった!となるのですが、勝ち目のないギャンブルのようなものです。

ヘチマは、春に種を11個もまけば、実が成って、食べられるし、ヘチマ水をとったりもできるし、秋には何百個、何千個の種ができます。しかもほぼ確実に。


自然の力の偉大さ、不思議さを感じずにはいられません。


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by 硲 允(about me)