写真はノグルミの木。松ぼっくりのような、もっと小さい実がついています。
松ぼっくりと違って、鱗片(りんぺん)がトゲトゲで、触れるとチクチクします。これが櫛のようになるので、「クシグルミ」とも呼ばれると先日教わりましたが、ネットで調べてみると「クシグルミ」という呼び名は出て来ず、香川特有の呼び方かもしれません。ネットの情報によると、同じく櫛をイメージした呼び名で「キツネのカミスキ」や「サルのクシ」という別名があるとのこと。
キツネやサルに限らず、人間の髪にも使えそうに見えるので、試してみました。
ぼくの髪で、相方に頼んで実験…
最初はこんな様子。
「サルの櫛」でとかしてみると…
きれいにとけました!
木の実でこんなに簡単に髪をとけるとは、「櫛職人も青ざめるなぁ」と話しました。
一般的な櫛ほど歯の深さがなく、頭皮まで届かず皮膚を傷つけないのもいい(逆に言えば、表面しかとけないのですが)。
誰かに会う前などにちょこっと髪を整えるには、ノグルミの実で十分そう。かさばらず、ポケットに忍ばせておくと楽しいかもしれません。
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by 硲 允(about me)
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