ホームカットした髪をウィッグ用に寄付。「つな髪」なら15センチ以上で可能


香川に移住して3、4年、髪は毎回家で相方に切ってもらっている。相方の髪も家でぼくが切らせてもらっているけれど、「切る」「切る」と言いながらなかなか切らず、「切る切る詐欺」と言われていた。

「切る切る詐欺」を働いているうちに、相方の髪はぐんぐん伸び、ウィッグ用に寄付できるくらいの長さになったので、送ることになった。


ウィッグ用に髪の寄付を受け付けている団体は複数あり、たいてい、31センチ以上必要らしい(たとえば、多分一番有名な団体は「特定非営利活動法人 ジャパンヘアドネーション&チャリティ」)。

相方の髪は31センチに届くか微妙なところだったので、15センチ以上から寄付できる、大阪の「つな髪」という団体に届けることになった。抗がん剤治療や脱毛症・抜毛症などの髪に悩みを持つ子どもたちに、寄付で集まった髪を使って医療用ウィッグをつくり、無償で提供しているらしい。

寄付の方法は簡単。(1)髪を3~5束に分けて輪ゴムで留め、(2)カットし、(3)カットした髪を一つにまとめ、(4)名前、住所、電話番号、「つな髪認定証を希望するorしない」、申込み日を書いたメモと一緒に梱包し、(5)レターパック(もしくはヤマト運輸の宅急便コンパクトか普通郵便)で送付して完了!(詳しくはこちら)。

集まった髪は、まず工場で洗浄・殺菌され、髪の長さが31センチ以上だと医療用ウィッグになり、15センチ以上、31センチ未満の場合は部分ウィッグや髪の毛付インナーキャップウィッグの材料になるとのこと(ちなみに、医療用ウィッグもインナーキャップウィッグも、肌に触れる部分にはオーガニックコットンが使用されているらしい)。

家でカットしなくても、行きつけの美容院でお願いするのもありで(美容院で伝えやすいように、「つな髪」の概要や髪の切り方をまとめてくれている説明書もある(こちらからダウンロード可能)。お願いすれば、たいていの美容室では対応してもらえるのではないかという気がする。既に賛同して提携している美容室のリストはこちらから

切った髪を寄付できるとは、東京でお世話になっていた美容室に出会うまで知らなかった。多分、知らない人が多いと思うが、寄付できるのならしたい、という人も多いのではないだろうか。


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by 硲 允(about me)
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