相方が善哉(ぜんざい)をつくってくれた。ぼくは砂糖が食べられないので、甘みはレーズンで。
出汁をとるために昆布も入れたそうだけど、昆布は入れないときもある。美味しい小豆を使うと、砂糖を入れなくても、レーズンだけの甘さで十分いけて、小豆や白玉の甘みが際立つ。
12月に入ってから、急に正月の気配がしてきた。正月らしい空気を感じる。街の人たちがそういう気持ちになってきていて、それが空気に乗って漂ってきたのかもしれないと思った。善哉を食べて、さらに正月気分になった。
11月は慌ただしい毎日で、やっと一息つけたけれど、まだまだ年内の仕事が残っている。急に気を抜くと風邪を引いたり体調を崩しやすいので、ほどよく気を抜きながら、年内に残した仕事を着実にやり遂げていきたい。
急に寒くなって、寒さに耐えるだけで体力を消耗する。昨夜は離れの浴室のバスタブに初めてお湯をためた。いただきものの手作りのバスボムを入れた。大学生の頃、寮のお風呂あがりに毎回のように「生きてる喜び感じるわー」と言っていたのを思い出した。
近所の図書館で今日から雑誌のリサイクル企画が始まったので、自転車で出かけた。発売から2年ほど経った雑誌が積み上がり、無料で持ち帰ることができる。岩波書店から出ている『世界』という雑誌のバックナンバーをかばん一杯にいただいてきた。そのほか、『Tarzan』『BE-PAL』『BRUTUS』『アエラ』も気になる号を何冊か。
お昼は地元の人しか知らないようなうどん屋へ。お店の雰囲気がどこか停滞している感じがあり、うどんにも活気が足らないような気がした。うどんの「大」「小」と一概にいってもお店によって量が異なり、「大」を頼むと多すぎることがあるので、慣れない店では「小」を頼むことにしている。ところがこの店では「小」が思ったより少なく、お腹が満たされなかったので、活気のある別のうどん屋に梯子した。うどんの「小」を2杯食べ、お腹は膨れたけれど小麦ばかり栄養が足りていない感じがして、イオンで甘栗を買い、フルーツジュースとお米のドリンクを相方と半分ずつ飲んだ。
今年は例年より寒暖の差が激しいのか、近所の山の紅葉がいつもより濃いように見える。
昼間は自転車をこいでいたら暖かいだろうと思い、パーカーに袖なしのダウンで出掛けたが、風が冷たく、なかなか体が温まらなかった。
そのままの恰好で畑に行き、夕暮れ時に落花生を掘っていたら、さらに体が冷えてきた。家に戻ると、留守中に森林活動の仲間がシイタケを届けてくれていて、心はあたたまった。石油ストーブにあたりながら、いただきものの無農薬の玄米とスープを食べ、シイタケも早速、鋳物のフライパンで焼いて醤油とこれもまたいただきもののすだちをかけて、早速いただき、体もあたたまった。
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by 硲 允(about me)
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