からし菜の食べ方。畑で巨大からし菜を発見。


畑で巨大なからし菜が育っていた。種を蒔いたわけではなく、どこかから種が飛んできたのだろう。写真ではその迫力があまり伝わらないが、あまりに巨大過ぎて食べものと認識していなかった。相方に「食べてみる?」と言われて、ちょっと戸惑ったが、試してみることにした。


これだけ大きいと、茎もかなり太く、小さな野菜を収穫するときよりも、木を伐採するときに近い、ちょっと申し訳ない気になる(小さければいいというものでもないけれど、大きく育った生命を断ち切るにはそれなりの重みを感じる)。

生で葉っぱをかじってみると、かなり辛かった。


太い茎から細い茎が放射状に伸びていて、からし菜がこんな形で育っていることを初めて知った。

食べ方をネットで調べてみたところ、さっと下茹でしてから炒めるなり、漬け物にするなり、お浸しにするなり、と書かれていて、下茹でさえすれば、後は辛くない葉物野菜と同じように料理できるらしい。


下茹でし過ぎると辛味が抜けてしまうらしい。沸騰したお湯に茎の太いところから先に入れ、30秒くらい待ち、それから全体を入れて、さらに1分ほど茹でた。


ザルで水を切って、軽く水を絞り、適当な大きさに包丁で切った。


野田琺瑯のタッパー2つ分になった。食べてみると、なかなかの辛さだったが、生で食べたときよりも辛さが落ち着いていた。塩をまぶしておき、後日、炒めものにすることに。うちには冷蔵庫がないけれど、今くらいの寒さなら常温で保存できる。

翌日、鋳物のフライパンにオリーブオイルを敷いて、塩と醤油で炒めた。


辛さがずいぶん残っていて、相方は苦手だという。ぼくは唐辛子を食べると胃が痛くなることが多いが、からし菜の辛さは大丈夫で、クセになってパクパク食べた。辛いものが好きなのに唐辛子は食べられないけれど、ぼくでも食べられる辛いものが見つかってよかったねと、相方が言う。今度から、辛いものが食べたくなったらからし菜を探しに行こう。

それにしても、ネットで見つけたからし菜の下茹で方法は、お店で売られているような、もっと辛さ控えめのからし菜の場合だろうと思った。これだけ巨大化したからし菜の場合、食べやすい辛さにするにはもっとじっくりと下茹でする必要がある(強烈な辛さを残したいならさっとでいいだろうけれど)。この辛さを生かしたいいレシピはないだろうか。細かく刻んでチャーハンに入れたり、パスタにも合うかも。練り辛しが合う食べ物に合うかもしれないと考えて、思い付いたのが、このところ毎日食べているおでん。でも、おでんの中にからし菜を入れると、全部からし菜の味になってしまいそう…。


by 硲 允(about me)
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