昨日に続き、「将来の不安」について。
そういえば、大学生の頃、時々漠然とした不安を感じることがあり(ちょっと先の将来について)、そういうときは、気になることを紙に書き出して整理した。文字にすると問題が整理され、それを解決するにはどうすればいいかを論理的に考えやすくなる。すぐには解決できない問題でも、書き出しておくことで、安心して他のことに思考を向けられるようになり、漠然とした不安を感じることが減っていった。
漠然とものを考えるのではなく、今何を考えるかをはっきりさせ、それを考えないときはそのことを完全に頭から離しておくことに決めた。すると、自分では余計だと思う考えがちょこまかと頭に浮かんでくることがなくなった。
将来の不安をなくす(減らす)にはどうすればいいのか、その方法は人それぞれだという気もするけれど、思い付くままに挙げてみることにした。
・不安に思っていることをすべて書き出してみる
(漠然としていると余計に不安になってくるので、すべての不安要素を明確にし、一度正面から向き合ってみる)
・書き出した不安要素一つひとつについて、その解決策や予防策を書き出してみる
・書き出した解決策や予防策について、実行できそうかどうかを判断する(「◎」「〇」「△」「×」のいずれかを書き込む)
・書き出した解決策や予防策で実行できそうなものに関して、いつから実行できるかどうかを判断する(「今日から」「今週から」「今月中に」「今年中に」「まだ目途が立たず」など)
・すぐに実行できる解決策や予防策の効果や重要性を判断する(「◎」「〇」「△」など)
・すぐに実行できる解決策や予防策を今日から少しずつでも実行する
・自分が望む将来の生き方や暮らしを文章や絵など、自分の好きな方法で描いてみる。
・自分が望む将来の世の中を、文章や絵など、自分の好きな方法で描いてみる。
・自分が将来に望むものと近い生き方や暮らしをしている人の本を読んだり話を聞いたりする(それによって気持ちが楽しく明るくなり、やる気が出てくるようなものを。自分の現状と比べて悲観したり落ち込んだりしてしまうようならやめておく)
・気持ちが楽しく明るく、元気になる音楽を聴いたり、絵を見たりする(自分の好きな分野の芸術やアートで)。
・その日の楽しかったこと、うれしかったこと、気分がよくなったことなどを日記に書く
・自分が「素」のままで話せて、会ったあとで元気がでる人に会いに行き、話をする
・気持ちが楽になったり明るくなったりする場所を訪れる(思い当たらなければ、そういう場所を探しに行く)
・家や身の回りの片付けをし、持ち物や目に触れるものなどを自分の好きなものばかりにする
・元気が出る「色」のものを身に付けたり、持ち歩いたり、身の回りに置いたりする
・畑をしたり、山や森を歩いたりして、植物と触れ合う
・ヨガやストレッチ、筋トレ、散歩、スポーツなどをして、身体を動かす(できれば屋外で)
・化学調味料や添加物、農薬などを避け、なるべく自然な食べものを食べる
・パソコンやスマホなど、デジタル機器を使用する時間を減らす
思い付くままにこう書き出してみると、不安要素に直接的に対応する方法と、暮らし方などもっと間接的な方法とに分かれる。
直接的に働きかけてすぐに解決できればそれに越したことはないが、実際にはそう簡単にいかないことも多いのではないかと思う。漠然とした不安であれば、なおさら難しい。そんなときは、毎日を少しでも楽しく楽観的に生きられる工夫を続けていくことも有効ではないかと思う。
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