ナイアードのアルガンクリーム。陶器のケースとヘンプの手織布袋がうれしい


Naiad(ナイアード)のアルガンクリームを買った。

蜜蝋と精油を使って相方につくってもらったクリームがあるが、金属のケースに入れていたためか、成分が分離していたので、陶器か木製のケースが欲しいと思っていた。

この商品は、珍しいことに、陶器のケースに入っていて、中身を使い終えた後も手作りクリームのケースとして気持ちよく使えてありがたい。


麻布のポーチ付き。

陶器のケースのフタは、ただ乗せるだけ、という感じで、簡単に外れるが、ヘンプの手織布でできたぴったりサイズの袋がついていて、これに入れておけば、持ち歩いている最中にフタが外れる心配はなさそう。


入れものが自然素材でできていると、使うときに心地よい。

開封前は、陶器のケースのフタがビニールテープで固定されていて、それを剥がすと、粘着剤の一部がケースに引っ付いたままベタベタするのが玉に瑕。剥がれずに残ったシールを剥がすときのように消しゴムでこすってみたが、強力な粘着剤のようで、反対に消しゴムのゴムが容器にへばりついてしまった…。使用後に水に浸けて剥がすことにした。


アルガンというのは、モロッコに生えている樹木(アカテツ科)らしい。

Image by Luc Viatour
こんな実が成るらしい。


種子は硬く、伝統的には石で割って、ペースト状にすり潰してから搾油するそうで、かつては家内制手工業で限定的に生産されてきたらしい。しかし、とても手間が掛かるので、消費量が増えるにつれて、アルガンの自生地であるモロッコ南西部のアガディールを拠点とした生産組合が増加しているという(Wikipediaより)。

下の写真は、伝統的な搾油風景。

Image by Chrumps
この方法だと、1リットルのオイルをつくるのに約20時間かかるらしい。

モロッコのベルベル人という人たちは、アルガンオイルをサラダやクスクス(粒状のパスタ)にかけたり、アーモンドやはちみつと混ぜたペーストをパンに塗ったりして食べてきたほか、スキンケアや化粧用の油として利用してきたという。

ナイアードのアルガンクリームの成分は、アルガンオイルとミツロウのみで、安心して使える。ミツロウは北タイ特産の果物ラムヤイの花の香りがすると書かれている。どれがアルガンの香りでラムヤイの香りなのかよく分からないが、ほのかに甘い香りがして、心地よい付け心地だった。




ナイアードの「ビーワックスリップクリーム」という商品もあり、こちらは木のケースに入っていて、どちらにしようか迷った。





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by 硲 允(about me)
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