自分が何を求めているかを決めてから周りを見渡さないと、情報の波にのみこまれてしまう。



年明けにイオンに行くと、新春バーゲンをやっているのか賑わっていて、買い物をした大きな袋を持った人がたくさんいた。

コーヒーを飲みながら何気なく店内を見ていると、セール品の前で立ち止まって一応チェックして歩いている人が多い。そんなに欲しいわけではなさそうだけど、お得かどうかを確かめているようだ。

そんな様子を見ながら、「自分が求めているものを最初に決めてから情報を得ないと、目の前で与えられているものに流されてしまう」と思った。

ぼくも油断するとそうなってしまう。特に必要なものもないのに、「何かええもんないかなぁ~」とあれこれ見てまわったり。そうやって時間をムダにしないように、最近は、買い物に行くときは事前に何が必要かをはっきりさせるように心がけている。

本を読むときも同じで、自分がどんな情報を求めているかを頭に描いた上で読んだほうが効率よく読めることがある。前までは、本の最初の一文から最後の一文まで順番に読まないと気が済まなかったが、最近は途中から読んでも平気になった。どんな情報を必要としえいるかをはっきりさせていないと、一冊の本の全部の文字に目を通したところで、読んだあとですぐに忘れてしまう(記憶力のせいもあると思うけれど・・・)。自分が必要としている情報、というのは、自分の何らかのアウトプットにつなげていく情報なので、読んだ後、すぐに活用できるので、わざわざ時間をかけて読んだことがムダになりにくい。

何を買ったって、何を読んだって、それを使って何かを生み出していかなければあまり意味がない。自分が何をつくり、何を生み出していきたいかをはっきりとさせ、そこに注力していくことで、ものや情報の得方も変わってくるように思う。


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