コープ自然派で野菜や日用雑貨などを届けてもらっていて、カタログにはさまれた<夢が広がる>「国産有機小麦・製粉所を探せ」の巻、と題されたコープ有機の佐伯昌昭さんのコラムに興味を引かれた。
「国産有機の食パンを開発しろ」という大号令がかかり、急きょ、大分、熊本、佐賀の有機小麦の生産者さんと製粉所を探しに出るというお話。そんな非常にレアな商品が生まれるまでにどんな紆余曲折があるのか、というのは興味深い。 有機小麦を作りたいと思っていても、有機認証の製粉工場がないために生産をあきらめる農家の方も多いとのこと。それに、製粉前にごみや石を取り除く精製工程では、1回の量に80トンくらい必要で、1~2トンくらいだと「どこに行ったか分からない」(!)らしく、そういうところで精製してもらうには大量に生産する必要があるらしい。
翌週は、その続編、「国産有機小麦を使ったグラハム食パンが脅威の半斤138円」の巻が届き、その後のいきさつが紹介されていた。吉原食糧をたずねて香川にも来られていたらしい。知らなかったけれど、吉原食糧の社長さんは、香川のうどん用小麦粉「さぬきの夢2000」の開発に奮闘された方らしい。
有機小麦を製粉するために、有機認証を取得した工場を必死で探したところ、奈良で見つかったという。
そして、完成した商品がカタログに掲載されていた。小麦粉以外もすべて有機素材。コラムのストーリーを読むと食べてみたくなって注文した。
届いた食パンはこちら(半斤なのでこれが3枚)。
鋳物のフライパンでトーストしていただいた。小麦の自然な甘みがして、やさしい味だった。
外国産の小麦はポストハーベスト農薬が心配で、普段、北海道産の小麦粉を使っているけれど、国産で有機の小麦粉というのはなかなか出会う機会が少ない。ちなみに、綾川町(香川県)にアトリエがある焼き菓子店grainco(グレンコ)さんは化学肥料や農薬を使用せずに育てられた香川県産小麦「さぬきの夢2009」を使用されている。
ちなみにこのオリーブオイルは、香川に移住する前、家探しで香川をあちこち廻って小豆島に泊まったときに買ったもので、高級品なのでなかなか開けられずにいた「空井農園」さんのエキストラバージンオリーブオイル。
そのままゴクゴク飲めそうなくらい、クセがなくてすっきりしている。箱に入っていた説明書に「さわやかな若草の香り」と書かれていて、たしかにそんなような香りがする。
普段のオリーブオイルと育て方・作り方がどう違うんだろうと思ったら、オリーブの実をひと粒ずつ手摘みで摘み取り、すぐに選別して自家用搾油機で絞っていて、採油工程で加熱処理や溶剤による抽出を一切行っていないとのこと。こんなに違うものかぁ・・・。自分でもいつかオリーブを育ててオイルを絞ってみたい。
【関連記事】
自家製天然酵母パンの簡単な作り方。レーズンと玄米を浸けておいた水で酵母をおこす - 珍妙雑記帖
by 硲 允(about me)
twitter (@HazamaMakoto)
「国産有機の食パンを開発しろ」という大号令がかかり、急きょ、大分、熊本、佐賀の有機小麦の生産者さんと製粉所を探しに出るというお話。そんな非常にレアな商品が生まれるまでにどんな紆余曲折があるのか、というのは興味深い。 有機小麦を作りたいと思っていても、有機認証の製粉工場がないために生産をあきらめる農家の方も多いとのこと。それに、製粉前にごみや石を取り除く精製工程では、1回の量に80トンくらい必要で、1~2トンくらいだと「どこに行ったか分からない」(!)らしく、そういうところで精製してもらうには大量に生産する必要があるらしい。
翌週は、その続編、「国産有機小麦を使ったグラハム食パンが脅威の半斤138円」の巻が届き、その後のいきさつが紹介されていた。吉原食糧をたずねて香川にも来られていたらしい。知らなかったけれど、吉原食糧の社長さんは、香川のうどん用小麦粉「さぬきの夢2000」の開発に奮闘された方らしい。
有機小麦を製粉するために、有機認証を取得した工場を必死で探したところ、奈良で見つかったという。
そして、完成した商品がカタログに掲載されていた。小麦粉以外もすべて有機素材。コラムのストーリーを読むと食べてみたくなって注文した。
届いた食パンはこちら(半斤なのでこれが3枚)。
鋳物のフライパンでトーストしていただいた。小麦の自然な甘みがして、やさしい味だった。
外国産の小麦はポストハーベスト農薬が心配で、普段、北海道産の小麦粉を使っているけれど、国産で有機の小麦粉というのはなかなか出会う機会が少ない。ちなみに、綾川町(香川県)にアトリエがある焼き菓子店grainco(グレンコ)さんは化学肥料や農薬を使用せずに育てられた香川県産小麦「さぬきの夢2009」を使用されている。
オリーブオイルをつけても美味しかった。
ちなみにこのオリーブオイルは、香川に移住する前、家探しで香川をあちこち廻って小豆島に泊まったときに買ったもので、高級品なのでなかなか開けられずにいた「空井農園」さんのエキストラバージンオリーブオイル。
そのままゴクゴク飲めそうなくらい、クセがなくてすっきりしている。箱に入っていた説明書に「さわやかな若草の香り」と書かれていて、たしかにそんなような香りがする。
普段のオリーブオイルと育て方・作り方がどう違うんだろうと思ったら、オリーブの実をひと粒ずつ手摘みで摘み取り、すぐに選別して自家用搾油機で絞っていて、採油工程で加熱処理や溶剤による抽出を一切行っていないとのこと。こんなに違うものかぁ・・・。自分でもいつかオリーブを育ててオイルを絞ってみたい。
【関連記事】
自家製天然酵母パンの簡単な作り方。レーズンと玄米を浸けておいた水で酵母をおこす - 珍妙雑記帖
by 硲 允(about me)
twitter (@HazamaMakoto)