野草うどんと野草パスタ。畑の端境期でも野草があれば大丈夫


早春は畑の端境期で野菜はあまり育っていないけれど、ふんだんな野草の恵みがうれしい季節。フキやツクシを見ると、去年の春から1年間巡ってまた春がやってきたのを感じます。


カラスノエンドウ、ハコベ、タンポポ、レモンバーム、それにパクチーと大根の葉っぱが最近お決まりのセット。カラスノエンドウをこんなにたくさん食べたのは今年が初めてで、こんなに美味しい野草をどうして今まで知らなかったんだろう、という感じです。

野草は何にでも合います。


塩と醤油とオリーブオイルとレモン果汁で味付けした野草を湯だめうどんに乗せた「野草うどん」。


庭で育ったネギも乗せました。ネギの間にカラスノエンドウがもこもこと大量に生えていたのですが、毎日食べているうちに、いつの間にか柔らかいところをほとんど食べ尽くしていました。


ちなみに、今回いただいたうどんは、小豆島で製造されている吉太郎(きちたろう)の讃岐うどん。小麦粉は北海道産の「きたほなみ」100%、塩は瀬戸内の海水を使った「赤穂の塩」を使用。平べったい麺で、秋田の稲庭うどんに似ていました。

ある日、無性にツクシが食べたくなって、相方と一緒に田んぼと畑に探しに行きました。香川に移住して最初の年は、田畑の中にツクシがたくさん生えていたのですが、土が変化するにつれて育つ植物も変わり、今年はツクシが全然いません。田畑の近くの通路は、近所の農家さんが夏になると除草剤をかけているのでおそるおそるですが、なるべく除草剤の心配の少ないところからツクシを少し採ってきました。その晩は、ツクシ入り野草パスタ。


ツクシはパスタにもよく合います。タンポポの花びらも散らしてみました。


【関連記事】

by 硲 允(about me)
twitter (@HazamaMakoto