森林ボランティアの活動の帰り、高松市の「あづまうどん」というお店に連れて行ってもらった。
店主は元大工さんで、お店の建物も自分で建てられたらしい。
付近はこんな風景。
稲刈りを終えたあとの稲わらの束が並んでいる。
この日はまだ比較的空いている時間帯だったが、後日、平日のお昼時に行くと、20、30台は停められそうな駐車場が満車で田んぼ沿いにまで車が停まり、注文を待つ行列が続いていた。
おそらくあまり宣伝はしていないけれど、知る人ぞ知るお店、という感じ。
あづまうどんの店主、藤井康重氏公認の個人サイトがあり、こういうところからも、常連客に愛されているお店であることが伝わってくる。
「うどん作りについて」のページに、下のような説明がある。
粉の新鮮度はうどんの味やコシ、色艶に大きな影響を与えます。うどんは真っ白なものと思っておられる方も多いと思いますが、新鮮な小麦で作ったうどんは淡いクリーム色をしています。製粉してから時間が経った粉ほど白くなりますので、白くて色が綺麗なのが良いというわけではありません。
そう言われてみると、真っ白なうどんと、「淡いクリーム色」のうどんがある。「淡いクリーム色」のうどんが新鮮な小麦で作ったうどんだという話はこれまでに聞いたことがなく、興味深く読んだ(今度からうどんの色をよく見てみよう!)。
「あづまうどん」では、機械を使わずに足踏みうどんを鍛えているとのこと。また、化学調味料や、艶・弾力を出すためのデンプンを使っていないらしい(加工デンプンにはさまざまな化学薬品が使用されており、原料に遺伝子組み換え食品が使用されていることもある)。
ざるそばを注文。上のウェブサイトに「ベストな状態で茹で上がるまで少し待って頂くことがある」と書かれている通り、注文してから茹でてくれて、5分ほど待ったが、新鮮な美味しいうどんをいただけるなら待ち時間は気にならない。
「天ぷらは可能な限り揚げたてをお出しする」と書かれている通り、目の前でどんどん揚げてくれていて、お客さんがどんどん来て取っていくので古くならず揚げたてがキープされている感じだった。
ざるうどんは、自然なコシで、お腹にやさしい感じがした。 「小」でもけっこう量がある。
お店の中にも席があるが、景色の見える外に出たくなる。
近所の方が育てている野菜やすだちが販売されていた。「10円や1円だけで持って帰らないで下さい」と書かれている。そんな人おるんかいなー、お賽銭じゃないんだから、と思った。
さぬきうどんの名店と呼ばれるようなお店でも、人気が出過ぎると効率化を図って味が落ちてしまって残念、という話をよく聞くが、こちらのお店は昔ながらの手打ちうどんの製法を守り続けているようだ。
●お店の情報
あづまうどん
営業時間: 11:00~14:00
定休日: 毎週水曜日 ※臨時休業あり
電話番号: 087-847-6111
住所: 香川県高松市前田東町340-1
by 硲 允(about me)
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