ピープルツリーのフェアトレードチョコレートのこと。九州産有機抹茶&キノアも登場


相方が買ってきた、People Tree(ピープルツリー)のフェアトレードチョコレート。


【People Tree】フェアトレード・板チョコレート 抹茶ホワイト・ライスキノアパフ

ぼくも昔はこのシリーズが好きでよく食べていた(今は砂糖アレルギー(?)で食べられないけれど…)。

ピープルツリーのフェアトレードチョコレートは、乳化剤や代替油脂を使わず、ココアバターをたっぷり使い、最大72時間も練り続けてできるらしい。材料のベースとなるカカオ、黒糖、粗糖にはオーガニックにものだけを使用。そうやって丁寧につくられたチョコレートは、くちどけも風味も違う。ちなみに乳化剤には化学合成されたものと天然由来のものがあり、天然由来といっても、たとえば大豆レシチンの原料のほとんどに遺伝子組み換え大豆が使われているらしい。

ベーシックなミルク味のほかに、オレンジ、ヘーゼルナッツ、シナモンなどの種類をよく食べていたけれど、そういえば抹茶味がなかった。

抹茶味(抹茶ホワイト・ライスキノアパフ)の構想には10年以上、開発に2年かかったらしい。商品のパッケージには書かれていないが、ピープルツリーのウェブサイトによると、原料の抹茶は九州で有機栽培されたものとのこと。しかも、石臼で挽くというこだわり。石臼でゆっくり挽き、なるべく熱を生じさせないことで、風味を保ったまま粉末にできるらしい。

相方に食べた感想をきいてみると、抹茶が濃くて抹茶ラテのような感じで、甘さ控えめで美味しかったとのこと。噛まずに口の中でチョコレートを溶かして、最後にキノアの感触を楽しむのもいいらしい。

「キノア」という呼び方は初めて聞いたが、「キヌア」と同じもので、ピープルツリーの説明によると、「アカザ科の一年草の種子で、ミネラル、ビタミン、タンパク質、食物繊維を豊富に含む食材として注目されています」とのこと。スープに入れたり、ご飯と一緒に炊いても美味しい。アカザ科だとは知らなかった。アカザは畑で時々見かける(葉っぱを茹でたりして食べられるけれど、シュウ酸を多く含み、結石の心配があるのであまり食べない)。ほうれん草もアカザ科。

カカオの産地であるボリビアで病虫害被害に困っている農家の方たちにカカオの苗木を寄付する「カカオポイント」というキャンペーンも始まっている。


30ポイントでトートバッグ、50ポイントでオーガニックコットンTシャツがもらえるらしい(苗木の寄付も行われる)。

このシリーズは、抹茶を含めて今のところ全部で13種類販売されている。



乳化剤などを使った安いチョコレートは一気に食べてしまいがちだけど(板チョコを一気食いとか)、ピープルツリーのフェアトレードチョコレートは少しずつ大事に食べたくなる。そのほうが身体にもいいはず。

ぼくはチョコレートが食べたくなったときは、ココナッツオイルとココアパウダーとハチミツで生チョコらしきものをつくることにしている。

【関連記事】

by 硲 允(about me)
twitter (@HazamaMakoto