我が家のお好み焼き。お肉も魚介もソースも無しで

子どもの頃からよく家でお好み焼きをつくった。ぼくは家のお手伝いをしない子どもだったけれど、お好み焼きができるまでの様子は何度も見ていたので何となく覚えている。故郷を離れてからも、時々家でお好み焼きが食べたくなり、時々自分でつくる。

最初の頃は、子どもの頃に食べたお好み焼きを再現しようと試みていたが、数年前から普段の食が少しずつ変化し(お肉や砂糖を食べなくなり、野菜中心の食事になるなど)、家でつくるお好み焼きもかなりシンプルになった(一般的なお好み焼きが好きな人からすれば、これはお好み焼きではない!と言われそうだけど)。

まずは、畑のネギを採ってくるところから。



採りたてのネギは香りがちがう。そういえば、ネギを畑で収穫するところから自分でやるセルフのさぬきうどん店がある(あった?)とか。


こんぶを水に浸し、太陽の光に当てておいた出汁。日光に当てると水が美味しくなる。


具材は、キャベツの千切り、人参のしりしり、山芋のすりおろし、小麦粉、。山芋の代わりに、庭で時々見つかる「むかご」をすりつぶすのもいいかもしれないと思ったが、見当たらなかった。それから、塩も適量加える。

子どもの頃に食べたお好み焼きには、もやしやイカ、小エビ、天かす、紅ショウガなどを入れていた記憶がある。それに、豚バラも。焼きそばをホットプレートの空いたところで一緒に炒めて、最後にお好み焼きの上に乗せて一緒に食べた(広島風?)。


出汁も少しずつ加えて混ぜ合わせる。


今の暮らしではホットプレートは使わないので、及源鋳造のフライパンで。


両面をじっくり焼いて完成。昔はお好み焼き用の甘いソースが大好きだったが、身体が砂糖に拒否反応を示すようになったので、醤油でシンプルに。鰹節や青のりやマヨネーズなどはなくても十分。

寒い季節の食事は、基本的に毎日ご飯とスープや味噌汁ばかりだけど、たまには違うメニューもいい。お昼に食べたら美味しくてまた食べたくなり、その日は夕食もお好み焼きにした。長芋を使い切ってしまっていたので、夜は長いも無しだったが、それもありだった。

お好み焼きをつくるとなると、以前はいろいろ材料を買いそろえてきたけれど、これならキャベツと小麦粉さえあれば、あとは家にある野菜を何でも細かく刻めばどうにかなる。ちなみに、好みが分かれそうだが、納豆を入れても美味しい。


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by 硲 允(about me)
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