今年もいよいよ稲刈りの季節。近所ではもうとっくに刈り終わっているところが多く、まだ刈っていないのはうちくらい。スタートが違うのでそれも当然。近所で田植えを始める頃に、うちの田んぼでは苗を育て始める。
稲刈りが始まると、今年も終わりに近づいてきたなぁという感じがする。春が来て、種籾を水に浸すところからお米づくりは始まり、熟した稲を刈り取って、はざ架けしてさらに追熟させてワンシーズンが終わる(そこから脱穀したり、食べるところまでがまた大変なわけだけど・・・)。
お米づくりは今年で4年目。今年は今までで一番大きく、元気そうに育った。
無肥料で、水も引かず、庭で焚き火をした草木灰を時々撒くくらいで、草を刈る以外はほとんど自然に任せている。鎌で刈った草が少しずつ堆積し、稲やさまざまな植物の根っこが土を耕し、土中が変化してきたのだろう。今年は稲が水を欲してそうなときに雨が多かったのもよかったと思う。天の恵み任せで、ここまで立派に育ってくれた。
品種は、自然農法を提唱した福岡正信さんが生み出した「ハッピーヒル」。
1年目は、穂が上を向いたままでなかなか垂れず、去年も上を向いたままの穂がけっこうあったが、今年はほとんどの穂が垂れている。種を採り継いでいるので、この辺りの気候を覚え、適度なスピードで成長できるようになったのかもしれない。
田んぼの中に稲架(はざ)を立てるより、庭まで運んで建設中の薪風呂の足場に架けたほうが早そうだったので、一輪車でせっせと運んだ。
はざ架けならぬ、足場架け。残りはまだ熟し方が足らなかったので、もう少し待つことにした。天日で1週間くらい干してから脱穀する予定。
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by 硲 允(about me)
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