子どもの頃、祖父がカスピ海ヨーグルトを育てていて、分けてもらったことがある。家にある一般的な牛乳にカスピ海ヨーグルトを入れ、コタツの中で保温しておくとヨーグルトになった。牛乳は必要なわけだけど、ヨーグルトがこんなに簡単に増やせるのはちょっと衝撃的だった。
最近も、時々家でヨーグルトをつくる（育てる）。
つくり方は簡単で、豆乳にこの麻炭パウダーを入れ、酵母さんたちのエサになるハチミツを加えて（いずれも量はてきとう）、常温で置いておくだけ。完成するまでの時間は気温により、暖かい時期だとあっという間にヨーグルトになる。
できあがったヨーグルトは、全部食べ切らず、次のときのために少し取っておいて、それを豆乳に入れればまたつくれる。それを繰り返しているうちに、なかなかすぐに固まらないようになって発酵力が少し弱くなってきたな、と思ったら、また麻炭パウダーを足す。
夏は朝食べて、また豆乳を継ぎ足しておくと昼には出来上がり、食べるのが追い付かないくらいだった。発酵しすぎてブクブクしてきたら、天然酵母パンにする、という手もある。
麻炭パウダーでヨーグルトをつくり始めた頃、お隣さんが、玄米でつくったヨーグルトを持ってきてくれた。豆乳に生の玄米を入れておくだけでできるという（玄米についた菌が働いてくれるのだろう。菌のエサになるハチミツなどの糖分も加えておくといいかも）。うちでヨーグルトをつくっているのとちょうど同じタイミングで、隣の家でもヨーグルトを育てていたと思うと面白かった。
そのときにいただいたヨーグルトは、ちょっと酸味が強かったように記憶している。風味は、発酵の具合や豆乳の種類にもよるのだろう。
麻炭パウダーでも、玄米でもヨーグルトがつくれることを知ると、何からでもヨーグルトがつくれそうだと思った。何からでも、ということはないかもしれないけれど、さらに意外なものからもつくれるはず。
あまり意外なものではないけれど、最近つくったのは（相方がつくってくれた）、酒粕のヨーグルト。
つくり方は、豆乳に酒粕を入れて、常温で置いておくだけ。今回は、金沢大地のオーガニックの日本酒 AKIRAの酒粕を使用。酒粕は、醸造アルコールなどが入っていなくて、米と米麹だけでできたものがオススメ。
できあがるまでの時間は季節によるだろうけれど、5月上旬の今回は2日くらいで完成。
酒粕の風味が残っていて、それがなんとも美味しく、クセになりそうな味。
少し残したヨーグルトをビンに入れて豆乳を足し、また縁側に置いて（家の中はまだ寒いので）、次のヨーグルトを育てる。
酒粕豆乳ヨーグルトの詳しいつくり方は、この本で紹介されている。
酒粕おやつ―卵・牛乳・白砂糖を使わなくてもおいしい 焼き菓子、酵母パン、スムージー（南 智美 著）
一番簡単なのは、豆乳をそのまま放置しておくだけのヨーグルト。
冬のある日、パックを開けてから1～2週間経った豆乳がヨーグルトになっていた！ そんな話を聞いたことがあったが、本当だった。
麻炭パウダーや玄米や酒粕を使ったヨーグルトは、これらに住んでいる菌が豆乳を発酵させるけれど、「豆乳放置ヨーグルト」は、家に住んでいる菌が豆乳を発酵させてくれるのだろう。ということは、家にどんな菌が住んでいるかが重要。うちは味噌や漬け物など、よく発酵食品をつくり、いろんな菌（酵母）が住んでいるのか、いろんなものが発酵する。
＊どの方法でつくるにせよ、どんな菌が優勢になるかは確かではないので（特に最後の方法は！）、自己責任でお試しください。うちでは一度もヘンな味になったりお腹を壊したりしたことがありませんが、一口食べて「これはやばい！」と思ったときは、やめておいたほうがいいと思います…。
一概に「豆乳」といっても、商品によってかなり味が異なる。中には、豆乳鍋にしたり豆腐を作ったりするにはいいけれど、牛乳代わりにドリンクに入れて飲むのはキツイものもあった。
最近は、TOPVALU（イオンのプライベートブランド）のオーガニック成分無調整豆乳をよく買う。
その他には、マルサンの有機豆乳（無調整）も、クセがなくてマイルドでお気に入り。
同じように豆乳からヨーグルトをつくるにしても、どんな豆乳を使うかによってずいぶん味が違ってくると思う。
好みは人によるけれど、家でつくるヨーグルトは菌がいかにも野性的で元気で、味に深みがある。（特に毎日のようにヨーグルトを食べる場合）値段を考えても、豆乳からつくるほうがお得だろうと思う。ヨーグルトだけで満腹になるほど、好きなだけ気兼ねなく食べられる。
【関連記事】
by 硲 允（about me）
twitter （@HazamaMakoto）
最近も、時々家でヨーグルトをつくる（育てる）。
麻炭パウダー（ヘンプパウダー）ヨーグルト
乳製品を食べると耳の調子がわるくなるので、牛乳ではなく豆乳でつくっている。去年は、ヨーグルトに宮古島の「EM-S酵素活性麻炭パウダー」を入れてたくさんつくった。
つくり方は簡単で、豆乳にこの麻炭パウダーを入れ、酵母さんたちのエサになるハチミツを加えて（いずれも量はてきとう）、常温で置いておくだけ。完成するまでの時間は気温により、暖かい時期だとあっという間にヨーグルトになる。
できあがったヨーグルトは、全部食べ切らず、次のときのために少し取っておいて、それを豆乳に入れればまたつくれる。それを繰り返しているうちに、なかなかすぐに固まらないようになって発酵力が少し弱くなってきたな、と思ったら、また麻炭パウダーを足す。
夏は朝食べて、また豆乳を継ぎ足しておくと昼には出来上がり、食べるのが追い付かないくらいだった。発酵しすぎてブクブクしてきたら、天然酵母パンにする、という手もある。
玄米ヨーグルト
麻炭パウダーでヨーグルトをつくり始めた頃、お隣さんが、玄米でつくったヨーグルトを持ってきてくれた。豆乳に生の玄米を入れておくだけでできるという（玄米についた菌が働いてくれるのだろう。菌のエサになるハチミツなどの糖分も加えておくといいかも）。うちでヨーグルトをつくっているのとちょうど同じタイミングで、隣の家でもヨーグルトを育てていたと思うと面白かった。
そのときにいただいたヨーグルトは、ちょっと酸味が強かったように記憶している。風味は、発酵の具合や豆乳の種類にもよるのだろう。
麻炭パウダーでも、玄米でもヨーグルトがつくれることを知ると、何からでもヨーグルトがつくれそうだと思った。何からでも、ということはないかもしれないけれど、さらに意外なものからもつくれるはず。
酒粕ヨーグルト
あまり意外なものではないけれど、最近つくったのは（相方がつくってくれた）、酒粕のヨーグルト。
つくり方は、豆乳に酒粕を入れて、常温で置いておくだけ。今回は、金沢大地のオーガニックの日本酒 AKIRAの酒粕を使用。酒粕は、醸造アルコールなどが入っていなくて、米と米麹だけでできたものがオススメ。
できあがるまでの時間は季節によるだろうけれど、5月上旬の今回は2日くらいで完成。
酒粕の風味が残っていて、それがなんとも美味しく、クセになりそうな味。
少し残したヨーグルトをビンに入れて豆乳を足し、また縁側に置いて（家の中はまだ寒いので）、次のヨーグルトを育てる。
酒粕豆乳ヨーグルトの詳しいつくり方は、この本で紹介されている。
酒粕おやつ―卵・牛乳・白砂糖を使わなくてもおいしい 焼き菓子、酵母パン、スムージー（南 智美 著）
豆乳を放置したヨーグルト
一番簡単なのは、豆乳をそのまま放置しておくだけのヨーグルト。
冬のある日、パックを開けてから1～2週間経った豆乳がヨーグルトになっていた！ そんな話を聞いたことがあったが、本当だった。
麻炭パウダーや玄米や酒粕を使ったヨーグルトは、これらに住んでいる菌が豆乳を発酵させるけれど、「豆乳放置ヨーグルト」は、家に住んでいる菌が豆乳を発酵させてくれるのだろう。ということは、家にどんな菌が住んでいるかが重要。うちは味噌や漬け物など、よく発酵食品をつくり、いろんな菌（酵母）が住んでいるのか、いろんなものが発酵する。
＊どの方法でつくるにせよ、どんな菌が優勢になるかは確かではないので（特に最後の方法は！）、自己責任でお試しください。うちでは一度もヘンな味になったりお腹を壊したりしたことがありませんが、一口食べて「これはやばい！」と思ったときは、やめておいたほうがいいと思います…。
おすすめの豆乳
一概に「豆乳」といっても、商品によってかなり味が異なる。中には、豆乳鍋にしたり豆腐を作ったりするにはいいけれど、牛乳代わりにドリンクに入れて飲むのはキツイものもあった。
最近は、TOPVALU（イオンのプライベートブランド）のオーガニック成分無調整豆乳をよく買う。
その他には、マルサンの有機豆乳（無調整）も、クセがなくてマイルドでお気に入り。
同じように豆乳からヨーグルトをつくるにしても、どんな豆乳を使うかによってずいぶん味が違ってくると思う。
好みは人によるけれど、家でつくるヨーグルトは菌がいかにも野性的で元気で、味に深みがある。（特に毎日のようにヨーグルトを食べる場合）値段を考えても、豆乳からつくるほうがお得だろうと思う。ヨーグルトだけで満腹になるほど、好きなだけ気兼ねなく食べられる。
【関連記事】
by 硲 允（about me）
twitter （@HazamaMakoto）
