砂糖ではなくレーズンで甘みをつけた白玉ぜんざい |
ぼくは子どもの頃から甘いものが好きで、砂糖菓子を食べ過ぎて、今では砂糖を食べると歯茎が腫れてくるので食べられなくなった。普段の食生活では砂糖を一切摂らないようにしている。
砂糖をやめ始めた頃、外食でこれは大丈夫だろうと思って食べたところ実は砂糖が入っていた、ということがよくあった。ぼくの場合、歯茎が反応するのですぐに分かるが、砂糖を控えたいと思っていても体にすぐに反応が出ない方の場合、知らず知らずのうちに砂糖を摂取していることが結構あるのではないかと思う。外食の場合、余程気を付けないと、砂糖の摂取をゼロにすることはかなり難しい。
たとえばどんな食品に砂糖が含まれているかというと…
パン
甘い菓子パンには砂糖が入っていると誰でもわかって食べると思うけれど、食パンや塩の効いたパンなども、たいてい砂糖が入っている。バゲットやバタールなどはさすがに砂糖が入っていないことが多いが、まれに入っていることもある。ハード系のパンのほうが砂糖無しの可能性が高いが、中に入ったドライフルーツ(特にクランベリー)が砂糖漬けの場合があるので注意している。
天然酵母で発酵させている場合、酵母のエサとして砂糖を入れていることもあり、原材料に砂糖と書かれていても、完成した段階では酵母が全部食べてしまって分解されていることもある。
ピザ
こだわりのピザ屋では、生地には砂糖を入れていないかもしれないが、ピザソースはたいてい甘い。ピザソースのかかっていないチーズベースのピザだと大丈夫かというと、チーズも砂糖や甘味料の入ったものが多い。うどん
麺に砂糖が入っていた、という経験はないが、出汁には普通、砂糖が入っている。さぬきうどんのつくり方の本を見ても、「ザラメ」を入れると書かれている。生醤油うどんだと大丈夫かというと、うどん屋が出してくれるたいていの醤油には砂糖や甘味料が入っている。出汁醤油の可能性もあり、その場合も砂糖が入る。
ぼくはうどん屋では、ざるうどんを頼んで、マイ醤油かマイ塩をかけることにしている。ざるうどんには刻み海苔がかかっていることもあり、味付け海苔の場合、砂糖や甘味料が入っている。
寿司
お寿司は好きで、香川に移住したばかりの頃、しょっちゅう近所の回転寿司屋に行って息抜きをしていたが、最近はめっきり行かなくなった。昔のお寿司には砂糖を使わなかったそうだけど、最近の酢飯には普通、砂糖が入っている。お寿司屋の醤油は甘いことが多く、たいてい砂糖が入っている。意外なところでは、練りわさびにもたいてい砂糖や甘味料が入っているので注意。
味噌汁
家庭でつくる味噌汁には普通、砂糖を入れないと思うけれど、外食でいただく味噌汁には砂糖が入っていることが多い。業務用の即席の出汁入り味噌のようなものに砂糖が入っているのか、それともわざわざ砂糖を入れるのか…?味噌汁は味噌の自然な甘みが美味しいのに、砂糖が入っているような味噌汁は、豆の風味が薄く、舌先だけごまかされているような感じがする。
サラダ
「ドレッシング無しでお願いすればよかった!」と思ったことが何度もある。サラダのドレッシングには、たいてい砂糖や甘味料が入っている。サラダが付いてくることがわかっている場合、ドレッシング無しでお願いして、マイ塩をかけて食べることにしている。卵焼き
うちで卵焼きをつくるときは(最近は卵を食べないが)、塩だけで味付けをしているが、外食や市販の卵焼きは普通、甘い。砂糖かみりんが入っている。こだわりのみりんには砂糖が入っていないが、市販のたいていのみりんには砂糖や甘味料が入っているので要注意(「本みりん」と書かれている場合でも!)。唐揚げ
今はお肉を食べなくなったが、お肉を食べていた頃、唐揚げに砂糖が使われているのは盲点だった。砂糖を使っていない場合もあるだろうけれど、甘辛くしていることが多い。果物ジュース
店で果物ジュースを頼むときは、「(果汁)100%ですか?」と確認している。そうでなければ、砂糖や甘味料が入っている。アセロラやザクロなど、酸っぱい果物の場合、100%である可能性が低い(レモン100%だとジュースとして飲めないように)。店員さんもよくわかっていない場合があり、100%だと言われても実はそうでなかった、ということも時々ある。先日は店員さんに確認して果汁100%のブラッドオレンジジュースを頼んだはずなのに、100%ではないアセロラジュースが出てきた(!)。改めて確認してもらうと、そのブラッドオレンジジュースにも果糖や塩が入っていた。
カプチーノ
最近の珍しい失敗といえば、カプチーノ。カプチーノの原料といえば、珈琲豆と牛乳。砂糖はお好みで入れるものだけど、最初から泡の上にかかっていたシナモンに砂糖が入っていた(シナモンシュガーだった)。・・・
砂糖無しの食生活を始めてわかったことは、外食ではたいてい何にでも砂糖が入っているということ。砂糖を控えている人でも、人によって許容範囲が違うだろうけれど、全く摂らないようにするのはかなり難しく、精神的なストレスになる。最近は砂糖無し(シュガーフリー)の商品も増えてきて、これからは外食でも砂糖無しを謳ったメニューが増えてくるのではないかと思う。
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by 硲 允(about me)
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