「カラダの中からキレイになる 米ぬかレシピ」(浜内千波 著)を読んで。ぬかは栄養豊富で美味しい!

お米は玄米で食べたいところだけど、最近、歯がわるくて噛むのが大変なので、七分づきで食べることが多い。

玄米を食べると栄養が豊富なので少しのおかずで満足するが、白米や分づきの場合、おかずがたくさん欲しくなる。精米して除いてしまう米ぬかの部分にいろんな栄養が含まれているらしい。米ぬかを土鍋で煎って「ぬかふりかけ」にすると、とても美味しくて気に入っている。



玄米を食べたいところだけど噛むのが大変で…という方にもおすすめ。玄米そのままで食べるよりも、白米や分つき米にぬかふりかけをかけて食べたほうが食べやすい。ただし、塩を効かせすぎると、たとえば3合のお米を炊いたときに、その分で生じたぬかを食べきれなくなるので、ふりかけをつくるときに塩を控えめにすると、米糠を一気にたくさん食べることができる。

最近、「カラダの中からキレイになる 米ぬかレシピ」(浜内千波 著)という本を読んだ。



これによると、米ぬかにはビタミンB1が豊富に含まれているという(ごまの2.5倍)。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きをするが、水溶性で体内に蓄えておけず、不足すると疲労感や倦怠感が増すという。うちでぬかふりかけをつくるときは、ごまも煎って一緒に入れている。

ぬかの脂質には、コレステロールを排出する「植物ステロール」という物質も含まれているらしい。

これはありがたく食べないともったいない。最近は、ぬかふりかけが大量にできたときには、野菜炒めの味付けにたっぷりかけることもよくある。ぬか、というと「ぬか臭い」のではないかと最初はおそれたけれど、美味しい玄米を精米したばかりのぬかは、ぬか臭さが全くない。こんなに美味しいものだったとは、と驚いた。

この本では、ぬかふりかけにピーナッツや青のりを入れるレシピも紹介されている。けっこう何でも合いそう。

ふりかけの他に、ヨーグルトや味噌汁、スープにかけたり、納豆、漬け物、大根おろし、サラダなどにかけたり、白和え、餃子、お好み焼き、カレーなどに入れたり、いろんな米ぬかレシピが載っていて、発想が広がった。

ホットケーキやスコーン、クッキーに入れると、米ぬかの油分が活躍してノンオイルで美味しいお菓子ができる、という方法も紹介されていた。

米ぬかレシピをいろいろ開発したくなってきた。

うちでぬかふりかけをつくるときは、土鍋でまずは洗いごま(煎っていないごま)を煎り、その後、ぬかを加えて弱~中火で5分ほど煎り、ぬかを煎る後半で塩も加えている。この本によると、火を止めるタイミングは、サラサラして甘い香りがしてきて、その後香ばしい香りがする手前、だと書かれていて参考になった。ぬかふりかけは、密閉容器に入れて冷蔵庫で2週間保存できる、と書かれている。うちには冷蔵庫がないので瓶に入れて常温保存しているが、数日で食べてしまうので、常温でも風味は落ちてこない。


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by 硲 允(about me)
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