使い込んだDM20 |
今まではヤフオクで中古で購入したポメラ(DM20)を使っていたが、この機種は「加水分解」するようでだんだんボディが溶けたようにネチネチになり、ネジも外れてキーボードが不安定になり、カバーも曲がり、あちこちガタがきていたので、新たにポメラDM30を購入した。
DM30 |
DM30はまだ使い始めたばかりだけど、DM20に比べてキーボードが大きくて打ちやすい。DM20の場合、指先が窮屈でミスタッチしやすくパソコンのキーボードで打つよりも誤字が多かったが、DM30のサイズだと、パソコンのキーボードとあまり変わらない感覚で文字を打てる。
DM20に比べてマイナス点は、キーを打ってから表示されるまでに0.数秒のずれがあること。DM20の場合、打った瞬間に表示されるという感じで、そういうストレスは一切なかったが、画面の種類の違いなのだろう。DM20ではTFT液晶を使っていたが、DM30ではE-inkのディスプレイを使用している。パソコン用画面の「PaperLike Pro」もE-inkを使用しており、同程度のラグタイムが生じる。
とはいえ、慣れればそれほど気にならないだろう。自分が打って表示された文字を確認する時間が増えるので、その分、誤字は減るかもしれない。
折りたたみの構造は、DM20に比べて頑丈そうに見える。
ポメラのいいところの一つは、文章を書く機能に特化しているので、書いている途中で関係のないウェブサイトを見たりメールチェックしてみたり、寄り道できないこと。書くことに集中でき、文章が、紙に書いたときの感じに近くなる。
DM20の場合、パソコンにデータを移すには毎回ケーブルでつなぐ必要があり少し面倒だったが、DM30ではSDカードが使えるので(USBケーブルでも可能)、少しラクになりそう。
ぼくのケータイはネットに接続できないプランなので使えないが、QRコードを表示させて、それによってスマホなどにデータを移す方法もある。長文のメールを書くときにスマホだと大変なので、ポメラで書いて取り込んでいるというレビューを読んだことがある。ブログを投稿する場合も、スマホがあれば、ポメラで書いて、スマホにQRコードで移して投稿すれば、パソコンを使わなくても長文の記事を書きやすくなるだろうと思う。
ぼくは家ではPaperlike Proのモニターで見ながらパソコンでブログを書くことが多いが、カフェなどでブログを書きたいときにはポメラを持っていく。持ち歩くことが多いので、専用のケースも購入した。
クッション性があまりなく、ちょっと不安な感じもするけれど、軽いのはいい。
前のポメラでブログ記事を100本は書いただろうか。1本あたり平均800字として、8万文字。ポメラの寿命は通常、どれくらいなのだろう。車の走行距離のように、書いた文字数の総量が分かると面白いかもしれないと思った。ポメラを使うようなユーザーには、そういう機能を欲しがる人が結構いるようにも思う。
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by 硲 允(about me)
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