疲れ目対策の変遷。Paperlike Proの導入で解決。

エンジニアとクリエイターに特化した転職支援サービス「ウェブテックキャリア」のウェブサイトで、疲れ目に関するぼくの記事をご紹介いただいた。

デスクワークで目を酷使している人に!日常に取り入れたい疲れ目対策まとめ

エンジニアや、パソコンを使うクリエイターの方は、パソコンに向かう時間が長く、目の疲れに悩まされている方が多いのではないかと思う。

ぼくの記事のほかに6人の方の疲れ目対策が紹介されていて、PC用メガネやヨガ、マッサージ、画面の色を変えるアプリの使用など、いろんな方法をそれぞれ実践されている。

ぼくもパソコンをよく使うほうなので、目の疲れにはずいぶん悩まされてきた。

ブルーライトをカットするメガネの使用、画面用フィルターの使用、パソコンを使う時間帯の調整(夜にはなるべくしない)、画面の色温度の調整、外付けキーボードの使用(画面から適度に離れる)など、いろいろ対策を行ってきて、それぞれ効果はあったが、根本的な解決にはならなかった。

パソコンの画面が発する人工的な光に対する感受性は、人それぞれ違うようだ。長時間浴びていても結構平気な人もいれば、ぼくの場合、1時間も集中して画面を見つめていると目が痛くなってくる。

本を長時間読んでも目があまり疲れないので、やはりこの光が問題のようだ。それなら、光らない画面があれば解決すると思い、ずいぶん時間をかけて探した。

最初は、ポメラ(DM20)という道具を購入した


キーボードで文章を打つことに特化したツール。ブログのコラム系記事など、ネットで調べものをせずに文章を書くときは、これを使って書くようになった。画面が光らない(バックライトがない)ので、ポメラを使っていて目の疲れを感じたことはない。

文章を打つだけならポメラで書いてパソコンに転送すれば目の疲れは解決するが、目の疲れ無しにインターネットで調べものができればどれだけいいことか、と思っていたら、「Paperlike Pro」という、E-inkを使ったディスプレイがあることを知った。安い買い物ではないが、思い切って購入した


昨年(2018年)の10月に購入し、もう少しで使用歴1年になる。

「Paperlike Pro」のおかげで、疲れ目の悩みから完全に開放された。

Paperlike Proは、白黒の画面なので、写真を見たり、写真の色合いを調整したりするときは、パソコンの画面で確認する必要があり、このところは両方の画面をオンにして使用している。


Paperlike Proは、マウスの反応速度が少し遅く、ポインターを細かい位置に動かすのに時間がかかるので、そういうとき(ブラウザで何かのボタンをクリックするときなど)もパソコンの画面を見る。最初のうちは、基本的にPaperlike Proの画面だけオンにして、カラーで写真を確認するときだけパソコンの画面をオンにしていたが、結構面倒なので、パソコンの画面をつけっぱなしにするようになった。Paperlike Proの画面を見ていても、パソコンの画面の光が目に届くのが気になっていたが、直接見なければ大して問題ないようだ。

Paperlike Proは、動画を再生すると寿命が縮むそうなので、動画を見るときもPaperlike Proをオフにしてパソコンで見ている。

光らない画面でカラーの動画も見れたらいいのだけど、今のところ、それを可能にするツールは見当たらない。

写真や動画を扱うことが多い場合、Paperlike Proでは難しいが、基本的に文章を扱う翻訳やプログラミングなど、白黒で問題ない場合、Paperlike Proはかなりの力を発揮してくれるだろう。Paperlike Proを導入してから、翻訳の仕事がずいぶん快適になった。

目を酷使する仕事をする人にとって、目の疲れは本当に深刻。普通のパソコンでは、あと何十年もパソコン仕事を続けるのは難しそうだと思っていたが、Paperlik Proのおかげで、そういう心配はなくなった。

便利なだけでなく、身体にやさしいツールがもっと普及していけばいいのになぁと思う。


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by 硲 允(about me)
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