焚き火で焼き芋を焦がさずに焼く方法。アルミホイルだけで、新聞紙不要


庭で火を焚いていると、おやつに焼き芋を焼きたくなる。

焼き芋はどうやって焼くかによって、ずいぶん風味が違ってくる。焚き火で焼くとほっくりとして、甘みが引き出されて幸せなおやつになる。

焚き火で焼き芋を焼くとき、水でぬらした新聞紙で芋を包んでからアルミホイルで包む、という方法がとられることもあるが、ぼくは芋に移った新聞紙のにおいが苦手…(それがいいんだ!という人もいるかもしれないけど。イギリスのフィシュ&チップスが新聞紙でくるまれていて、そのインクのにおいがいいんだ、という話をどこかで見聞きしたことがある)。

庭で何度も焼き芋を焼いているうちに、焼き方のコツがつかめてきた。

アルミホイルに包んでいるとはいえ、炎に直接当てると、アルミホイルが溶けてしまう。赤々としている炭も温度が高すぎる。堅い木を燃やしているときに赤々とした炭の中に誤って焼き芋を転がしてしまったとき、アルミホイルが一瞬にして全部溶けてしまったことがあった!

アルミホイルを溶かしたり破いたりしてしまわないためには、まだ熱い灰の中に埋めてしまうのがいいとわかった。


高さ5センチくらい、灰がたまった頃には、だいぶ熱が蓄積されている。火箸などで灰を寄せ、芋を入れる空間をつくる(芋の下にも十分な灰があったほうがいいので、灰を掘りすぎないように注意)。


アルミホイルで包んだ芋を置く。


まだ熱々の灰をかぶせる。


炎の上に芋を置くのはNGだけど、灰をかぶせた上で少々火を焚くのはOK。灰の温度が低そうなときは、あえて上で火を焚く。

約30分経った頃、芋を取り出してみた。


アルミホイルの上から串などを刺すと、柔らかく焼けているかどうかをチェックできる。


アルミホイルを開いてみると、皮もまったく焦げずに、いい感じにできていた。

半分に割ってみると…


ほくほく! でも、まだちょっとかたいところが残っていたので、さらに10分焼いた。


これは同じときに焼いた別の芋なのでちょっと色が違うが、今回は40分でちょうどよく焼き上がっていた。

前回、太い木で焚き火をしたときは、15分くらいで焼けた。炉全体の温度や、灰の温度によって、焼き上がりまでの時間がずいぶん違ってくるようだ。

ちょうどいい焼き上がりを一回で見極められるようになるには、まだ何十個も焼き芋を食べる必要がありそう。


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by 硲 允(about me)
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