今年も稲が無事、実りました。
肥料や農薬を与えず、水も入れず(隣の田んぼから少し滲んできますが)に育てています。自然農法を提唱した福岡正信さんが生み出したハッピーヒルという品種を育て、今年で7年目(7回目)。毎年種採りしており、この環境にもだいぶ馴染んでくれた感じがします。
今年の夏は7月に雨が降り続いたと思ったら8月は日照り続きで、稲や野菜たちにとって過酷な環境だったと思いますが、見事な適応力でした。
陸稲の場合、田植えは野菜の移植のように土ごと苗床から植え替える必要があり、お米づくりのいろんな作業の中で一番大変ですが、それに比べて、稲刈りはザクザクと心地よく進みます。
うちの稲刈りは、周りの多くの田んぼよりも数ヶ月遅く、毎年肌寒い時期です。年末の準備や計画もいろいろ始まるこの時期、稲刈りをしていると、今年も終わりに近づいてきたなぁという気分になります。
鎌で手刈りした稲を、稲架掛けします。なかなか大変ですが、この風景は毎回、充実感をもたらしてくれます。