へちまタワシで洗車。


タワシの自給。自給といっても、ヘチマが与えてくれるわけで、こちらは種を蒔いて、少々草を刈って、カラカラになった実を採って皮を剥くくらいのものですが。

うちの庭は夏は蚊の数が半端なく、庭にいる時間を最小限にしたく、洗車も後回しで、いつの間にか軽トラに苔が育ってきていたので、これはまずいと思って久々の洗車!

洗車用ブラシなんていうのはうちに無いので、ヘチマたわしを使ってみたところ、汚れがよく落ちました。かすかな傷が気になるようなピカピカの高級車だとどうかわかりませんが、年季の入った軽トラにはヘチマたわしが似合います。

それにしても、ホームセンターなどに行くと、洗車用品が車コーナーの棚一列のずらーっと並んでいます。プラスチックなどの石油化学製品ばかりで、燃えない(燃やしたくない)ゴミになってしまいます。その点、へちまタワシはタワシとして使えなくなったあとは、簡単に土に還ってもらえます。

洗車してから街を自転車で走っていると、他人の車の手入れ具合が目につきます。気にして見ていると、案外、きれいに洗車している車が多くて驚きました。道路はゴミだらけ、空気は排気ガスで汚れ、でも自分の車はピカピカ… むちゃな運転をする車が多いのに、ほとんどの車が踏切ではちゃんと停車することに重なりました。

外も内もきれいに洗車したあと、車を走らせると、それまでとは走りがまるで違い、びっくりしました。エンジン関連の何かに手を加えたわけではないのに…。モノに心や気持ちがあるのかどうかは知りませんが、単純な物理的なもの以上の何かが宿っているように思います。


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by 硲 允(about me)