どんぐり甘酒をつくる。どんぐりが多いと固まってあんこ風に。


どんぐり甘酒をつくってみました。

まず、どんぐり粉を用意。マテバシイのどんぐりを軽く茹で、水にさらしてアク抜きした後、煎って皮を剥きます(マテバシイはアクが少ないので、アク抜きしなくても食べられますが、念のため…)。その後、フードプロセッサーにかけて、どんぐり粉の準備完了。

どんぐり粉100gに水300mlを入れ、鍋で火にかけながらかき混ぜます。だんだん粘り気がでてきます。これくらいでいいかな、という感じになったら(曖昧ですが)、火を止めて60度くらいまで冷めるのを待ち、100gの玄米麹を入れてかき混ぜ、保温します。

うちでは、甘酒づくりで保温する際、土鍋を数枚の毛布でぐるぐる巻きにしてします。当然ですが、熱々の土鍋に直接毛布をまくと焦げてしまうので(一度やってしまいました!)、土鍋の底に紙を敷き、最初に傷んでも問題ないタオルを巻いた上から毛布でくるんでいます。

毛布でぐるぐる巻きにしても、寒い季節は特に冷めるのが早いので、半日や数時間置きに様子を見て、温度計で温度をチェックし、温め直します。

今回、土鍋に対してどんぐり甘酒の量が少ないこともあり、あっという間に冷めてしまい、それほどこまめに温め直さなかったので、甘くなるのに数日かかりました。スタートダッシュがよくないと、糖化しないこともあるので、最初が特に肝心。

保温に問題があったのか、お米の甘酒ほどの甘さにはなりませんでしたが、それなりの甘さに仕上がりました。どんぐりは葛粉のように、冷めると固まる性質があり、甘酒も冷めると固まってあんこのようになりました。でも、それはそれで美味しい! 甘さ控えめなのでちょっとハチミツをかけて、スプーンで食べると幸せなおやつに。

再びどんぐり甘酒をつくるときには、どんぐり粉メインではなく、お米の一般的な甘酒にどんぐり粉を足してみたところ、今度はあんこ風ではなく甘酒風になりました。どっちも美味しいです。


【関連記事】 
by 硲 允(about me)