マテバシイのどんぐり蒸しケーキをつくる。


どんぐり蒸しケーキをつくりました。漢字変換すると、「どんぐり虫ケーキ」と出てきましたが、どんぐりの「虫」ではなくて「蒸し」ケーキです。栗を食べていると、中に虫が入っていることが時々ありますが、どんぐりは栗のときほど虫と遭遇しません。

そういえば、小学生くらいの頃、どこかで拾ってきたどんぐりを家の机の中にしまっておいたら、しばらくして虫がうにうにしていて大騒ぎでした。畑仕事をしていると虫を見慣れてきて、どんぐりの虫くらいでは驚かなくなりましたが、子どもの頃はどんぐりの虫事件以来、どんぐりを拾って帰ることがなくなりました。それが今になって、どんぐり拾いに夢中になるとは、人生、何があるかわかりません。

どんぐりの蒸しケーキには、マテバシイをさっと茹でてから軽く煎ったものが、ごろごろと入っています。どんぐりは煎って水分を飛ばしすぎると、冷めてからカチカチになりますが、冷めても固くなりすぎない程度に水分を残しています。とはいえ、あったかいうちのほうが食べやすいし、美味しいです。

生地は、なんとなくほうじ茶が合いそうだと思い、焙烙で煎りたてのほうじ茶を入れて生地をつくりました。


重曹でふくらまし、容器はウェック(WECK)のガラスキャニスターを使いました。容器にあらかじめオリーブオイルを薄く塗っておくと、蒸し上がったあと、きれいに取り出せます。

マテバシイがごろごろと入った蒸しケーキは、満腹感大。ほうじ茶との相性もいいです。


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by 硲 允(about me)