サツマイモのスパイス餡入りよもぎ蒸し饅頭

自分の体がよもぎを食べたがっていることに急に気づいた。

その日は、よもぎを摘む余裕がなかったが、翌日、庭のよもぎを積んで、茎の固いところは除いて、重曹と塩で下茹でした。

下茹でしながら、「若杉ばあちゃんのよもぎの力」という本をぱらぱら読んでいると、そこに載っているよもぎの蒸しまんじゅうが食べたくなった。

本のレシピ通りではないが、そば粉と強力粉(そば粉多め)で生地をつくり、餡は、サツマイモを少量の水で蒸し煮してカルダモンパウダーとフェンネルパウダーか何かを加えてつぶした。

下茹でしたよもぎはフードプロセッサーで粉々にしたつもりが、この時期だからか、繊維が固く歯が立たなかったので裏ごしした。

丸めて形にしていくのは楽しい。


蒸し器で30分弱蒸して完成。


蒸すと緑色が薄れてちょっと黒っぽくなったが、よもぎの風味は充分あった。


サツマイモのスパイス餡とよもぎの蒸し饅頭の組み合わせは、違和感がなかった。

よもぎは、庭でも畑でも道端でも公園でも、いろんなところに生えている。そんな安心感を改めて感じた。

この本の表紙を見ていると、よもぎの力はたしかに違いないと思えてくる…