生目神社(香川県三豊市)を訪れる。かつて目を癒した御神水の今


香川県観音寺市から善通寺市に向かって国道11号線をレンタカーで走っていると、「生目神社」という看板が見えて、ふらっと寄ってみた。





途中、あちこちに看板が立っている。訪れる人がけっこういるのだろうか。


視界にだんだんと植物が増えてきた。


駐車場発見。草刈り機を運搬するために借りてきた軽バンを停めた。


どうやらこれがそうらしい。


井戸があった。目を癒してくれる水が出るのだろうか、と期待したけれど・・・


「この井戸水は飲料には適しません」とのこと!

昔はいい水が出たのだろうけれど、残念。

とぼとぼと駐車場に引き返す途中、白骨化した小動物を見つけてさらに気持ちは沈んだ。その先には、ゴミが散らかっていて、参拝に来た人が捨てていったらしく見えた。


自分さえよければいい、という気持ちが土を汚し、水を汚し、結局、自分の行いは自分に返ってくる。飲めない水の出る「生目神社」を訪れてゴミを捨てて行く、というのは、なんとも末期的な感じがする。

あとからインターネットで調べてみると、宮崎県の生目神社の分社で、「生目」は「いきめ」と読むとのこと。どうやら、井戸のある場所からさらに上っていくと社殿があるらしい。かつては井戸の水(「生目の水」)で目を洗っていたらしいけれど、今では「目」も当てられないような状態になってしまい、森が悲しんでいるように感じられた。


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by 硲 允(about me)
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