ウクレレづくりワークショップ(@みかうさカフェ)に参加して

アコースティックギターは家に2本あるけれど、ウクレレは持っていなかった。ギターよりも小さくて手軽に持ち運べるし、曲によっては伴奏にウクレレもいいなぁと思って買おうかどうか検討したこともあったけれど、まずはギターの練習に集中しないとどっちつかずになりそうだと思ってやめておいた。

そんな折、Facebookを開いているとおすすめのイベントとして、さぬき市(香川県)の「珈琲と音楽 みかうさカフェ」で開催されるウクレレづくりワークショップ(講師は香川を中心に活動中のウクレレソリスト、ウクレレキイチさん)が表示された。


ワークショップ代は5,000円と書かれていて、そんなに安くウクレレがつくれるのだろうかと疑問に思い、もしかするとみんなで一緒に作るだけで持っては帰れないのかもしれないと考えて問い合わせたところ、作ったギターはもちろん持って帰れるとのこと。

5,000円の参加費で成り立つというのだからおもちゃのようなウクレレかと思いきや、結構しっかりとしたウクレレだった。


「つくる」と言っても、ペグ(糸巻き)の部分をドライバーで取り付けるくらいだけど、弦楽器を組み立てるというのは新鮮な体験。ネジを絞めすぎると回しづらくなるし、緩すぎると張った弦が引っ張る力に負けてチューニングが狂いやすくなってしまう。毎日のように回しているギターのペグの回り具合を思い出しながら調整。



ギターの場合、ブリッジピンという留め具を使うけれど、ウクレレでは結び目を作って固定する。

ギターの弦はブリッジピンで押し込んで固定する
ウクレレは結び目を穴にひっかけて固定

 
少しだけでも自分の手で組み立てると、鳴らすときの喜びが違う。素朴ないい音がした。

ギターの一般的な弦は錆びやすくてひと月くらいで交換するものらしいけれど、ウクレレのプラスチック弦は半年から1年くらいもつらしい。使い終わった弦は土に還らないゴミになるので、長く使えるのはうれしい。

基本的なコードの押さえ方を教えてもらって、作りたてのウクレレでみんなで一緒に演奏した。そのあと、ウクレレキイチさんが演奏を披露してくれた。ハワイのウクレレの柔らかい音色がログハウスに広がった。普段聞くことのないハワイの曲を聞いて、高校生の頃にハワイに行ったときのことを思い出した。ハワイの子どもたちがウクレレを弾き始めて最初に練習するという「Crazy G」という曲は、たぶんちゃんと聞くのは初めてだけど、どこかで聞いたことがあるような気もした。ウキウキしてくるような曲で、ぼくも弾いてみたいと思った。

帰り、電車の待ち時間が1時間ほどあったので、無人駅のベンチで早速練習した。ギターだと目立ちすぎるけれど、ウクレレならこんなシチュエーションでも弾きやすい。

風が通らなくて蒸し暑くなってきたので、近くの木陰のベンチに移動してまた弾いた。簡単に持ち運べるし、音量が控えめなので近所迷惑にもなりにくそう。


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by 硲 允(about me)
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