「Dケンマー」(チップソー研磨機)で刈り払い機の刃が蘇る。新品に近い切れ味


刈払機(草刈り機)を使うと、鎌で草を刈る何倍ものスピードで刈れるけれど、刃が丸くなってくると途端に効率が落ちてしまう。刃を変えるのはちょっと面倒でそのまま続けてしまいがちだけど、切れ味の悪い刃で作業を続けているとエンジンに負担がかかるし燃費もわるくなる。

草を刈っていて刃を石など硬いものに当てると、すぐに擦り減ったり当たりがわるいと刃が飛んだりする。替え刃を買うとけっこう高いので、なるべく長持ちさせたい。石に当たっても刃が簡単に丸まらないように、刃先にはかなり硬いチップ(「超硬チップ」などと呼ばれる)が付いていて、ダイヤモンドヤスリで研いでみたけれど簡単にはいかなかった。

聞いた話やネットで調べたところ、一般的には、ディスクグラインダーを使って研ぐようだ。その際、適切な角度を一定に保たないと上手く刈れないので、ちょっとした技術が必要らしい。いきなりフリーハンドでは難しそうだったので、こんな道具を購入した。


フジ鋼業の「チップソー研磨台 Dケンマー」という、刈払機のチップソーを研磨するための専門の道具。

ディスクグラインダーを持っていなかったので、セットになっている商品を飼った。


DケンマーSP チップソー研磨機 FK-002


台にディスクグラインダーとチップソーをセットし、角度を決め、こんな感じで研げる。


角度を一定に固定し、刃を回しながら前後に移動させてディスクグラインダーに押し当てる。

刃の頭を研いだ後は、台の位置を調整し、刃を別の角度からも研ぐ。


研ぐ前の刃はこんな感じでだいぶ丸まっていた。


アフターはこちら。


刃が丸まってくると、柔らかくて細い草の穂などを刈ろうとしても撫でるだけで切れなくなってくるけれど、Dケンマーで研いだあとは、そんな草もスパッと刈れるようになる。上手くいったときは新品の刃と変わらないくらいの切れ味になる。

刈り払い機の刃を一回丸めただけで使えなくしてしまうのはもったいない。出費を考えてもDケンマーで何度か研げば元がとれるし、いい買い物だっと思う。

ディスクグラインダーを既に持っている場合、研磨台だけでも販売されている。


フジ鋼業 チップソー研磨台 Dケンマー


【関連記事】

by 硲 允(about me)
twitter (@HazamaMakoto