ランブータンという果物を初めて食べた。ピープルツリーのフェアトレード商品。
農薬や化学肥料、添加物、砂糖不使用で、オイルコーティングしていないのもうれしい。
ランブータンは熱帯地方でしか育たず、樹上で熟すのを待ってから収穫するらしい。どんなフルーツだろうと思って封を開けると、こんな様子。
細く切ってあるので、ちょっと「するめ」っぽい。ドライフルーツなので、歯ごたえも「するめ」っぽいけれど、するめよりは柔らかい。商品の袋には「ジューシーな甘い香りと濃縮された甘酸っぱさ」と書かれていて、まさにそんな感じ。ライチなどと同じ、ムクロジ科に属するらしいが、ライチとはまた違った風味。
はるか遠く、マダガスカルからやって来たらしい。
東南アジアにおいても、民家に付いた自給用の菜園(「ホームガーデン」と呼ばれる)でよく植えられているとのこと。
そのまま食べても美味しいけれど、パッケージに書かれた説明によると、紅茶に入れたり、カップに入れて熱湯を注いでフルーツティーにしたり、細かく刻んでクリームチーズに混ぜてパンに塗ってもいいとのこと。
クリームチーズに混ぜてパンに塗る、というのをアレンジして、酒粕にオリーブオイルと塩を加えて混ぜ合わせたものをパンに塗り、小さく刻んだランブータンをその上にかけてみた。
これは大成功で、美味しいおやつが出来上がった。
「フェアトレード」というのは、直訳すると、「公平(公正)な貿易(取引)」といったような意味。
最近読んだ記事で、それとは反対の「アンフェアトレード」の事例について読んだ。アフリカ南部の国、モザンビークで、「プロサバンナ」と名付けられた日本のODA事業が、現地で農地収奪による人権侵害を行っているという話。
私たちの税金が、モザンビークの農民の生活を奪う結果に使われている可能性 NGOが警鐘 | GARDEN Journalism
ODAというと、いかにも「いいもの」のように学校で教わってきたが、この事例のように、海外で現地の人たちの暮らしをめちゃくちゃにしている、という話をよく見聞きする。日本から遠く離れて見えづらい場所だからといって、自分たちの利益のためにモラル違反、極悪非道のやりたい放題をしている人たちがいる・・・。
自分の買う商品が、どこでどのようにしてつくられたかをなるべく知ろうとし、自分が共感できて応援したいところから買うことが、世界をもっとまともな場所にすることにつながっていくのだろうと思う。
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