自転車で30分ほどの場所にある、町内の公民館で開催されている竹細工教室に通っている。今回は、竹ぼうきをつくった。
柄は、講師の篠原正夫氏(香川県三木町の日本杉ほがらか会代表)が全員分つくって用意してくださっていた。ほうきの掃くところ(「穂」と呼ぶらしい)を固定するために、穴を2カ所、互い違いに空けて竹の枝を差し込んである。
ここに、竹の先端部分を巻き付けて固定していく。長さは3種類。一番内側は一番短くて50~55センチ、真ん中は58~63センチ、外側は75センチの長さに切り揃える。本数は、竹の太さや枝分かれの具合にもよるけれど、短いのと中間のは40本、長いのは20本くらい。
まずは、一番内側の短いのを、先端の固定部に巻き付けて、針金で固定する。このとき、穂先をきれいにまとめるために、枝の先が内側に曲がる方向に巻き付ける。
次に、真ん中の40本をその上から巻き付けて固定する。
最後に、長い20本を巻き付けて針金で固定。さらにその上から棕櫚(しゅろ)縄を巻くと、針金が隠れて見た目もいいし、穂先がしっかりと固定される。
つくったばかりの竹ぼうきを早速使って、作業後のお掃除。
完成作品はこちら。
穂になる竹を何本使うとどれくらいの大きさや、どんな竹を使うとどんな形になるかは、最初のうちは出来上がるまで予想しづらいところがあり、イメージ通りの竹ぼうきをつくるには何本もつくってみる必要がありそう。あまり穂先を大きくしすぎると、重たくなりすぎて使いづらい、という話も(ほうきで掃くどころか、ほうきに掃かれてしまう感じになる)。
詳しい作り方については、昨年取材させてもらったときにまとめた資料が、香川県の「みどりの学校」のウェブサイトに掲載されている。
竹ぼうきの他に、竹で熊手もつくった。つくり方はこちら↓
竹で熊手をつくる。時間はかかるけれど頑丈な仕上がりに
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