アザミを火であぶって食べると意外な味がした。野草を「身をもって学ぶ」

畑のあざみ

畑で育ったアザミ。草刈りをしていて油断するとトゲトゲの葉っぱでケガをしますが、相方が読んだ本によると、アザミの葉を火であぶるとトゲが柔らかくなって食べられるらしい。


食べる薬草事典―春夏秋冬・身近な草木75種 (農山漁村文化協会 )


さっそく試してみることに・・・


夕食は庭で火をおこし、庭木を剪定して出た山盛りの枝を燃やして玄米とスープを炊いた。そのついでに、火箸でアザミをつかんで直火焼きに・・・


チリチリと表面が焦げてへなっとしてくる。


本によると、トゲを焼いたあとでお浸しにするらしいけれど、待ちきれず、塩をふってそのまま食べてみたところ・・・ポテトチップスのような感触に、「豆」の風味!? どこかで食べたことがあるような・・・ 警戒する相方にもすすめて食べてみてもらい、「なんかのスナック菓子に似てない?」と聞いたところ、「さやえんどう」! 



ぼくが思い出した「豆」の風味はこれだった。久しく食べていないカルビーの「さやえんどう」をアザミの葉で思い出すとは。

野草サラダの美味しさを知って以来、毎日庭や畑の野草を味わい、食べたことのなかった野草もいろいろ試してみている。野草のことをもっと知りたいと思いつつなかなか実行できていなかったけれど、とにかく口に入れてみたら学習が早いことがわかった。食べるとなると、五感を使った「真剣勝負」で、一度食べた野草はなかなか忘れない。食べられそうな野草はすぐに口に入れてしまうけれど、苦かったらすぐに吐き出す(食べられそうにないけれどセイタカアワダチソウの葉っぱを噛んでみたら苦かった!)。「身をもって学ぶ」のは楽しいけれど、毒のある野草には注意・・・。


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by 硲 允(about me)
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