空と共にある暮らし。目を覚まして朝日を浴び、星空を眺めて眠る。

夕方の空


最近、朝起きたらまず外に出て、太陽の光を浴びるようにしている。

寝坊気味だけど、なるべく日の出からすぐの太陽が見たい。早朝の日の光を浴びるかどうかで、一日の気分がずいぶん違うように思う。

まだ眠たいままふらふらしながら外に出るが、朝日を浴びるとすぐに目が覚める。あたたかい日はそのまま庭でヨガマットを敷いてヨガをする(寒い日は家の中で)。

東京で暮らしていた頃は、朝起きて、夕方まで一歩も外に出ない日も多かった。仕事がひと段落ついた夕方頃にはさすがに家の中に引きこもっているのが狭苦しく感じてきて、相方と一緒に近くの公園(府中市の武蔵野の森公園)へ散歩に行き、その足で自然食品店(グルッペ)に買い物に行くのがお決まりのコースだった。

フリーランスで家で仕事をしていると、仕事の連絡は主にメールで、ときどき電話やスカイプ(Skype)。ぼくは電話やスカイプでお互いに顔を見ずに話すのが得意ではない。スカイプで画面の中で会議をした後は、なんだか「狭苦しく」なってよく家から飛び出した。

一日中、太陽の光を浴びずに室内で閉じこもっていると、気分がだんだん陰鬱になってくる。会社に出勤していた頃もあるけれど、朝、オフィスに入り、昼休みにつかの間、定位置から解放されて街にランチに繰り出したと思ったら1時間という時間制限があり、再びオフィスに戻り、仕事を終えてビルから出る頃には冬にはもう暗くなっていてなんだか悲しくなった。オフィスで仕事を終えた夕方、ビルの谷間で沈む夕日を写真に撮り、「狭い夕暮れ」と書いてFacebookに投稿したのを思い出した。

一日中、太陽の光を浴びて過ごす日は、不思議と一日がずいぶん長く感じられる。デスクワークがたくさんあって、家の中で長時間過ごさなければならない日も、仕事の合間に時折外に出て日光を浴びるようにしている。

庭の上空を舞うトンビ


太陽が沈んだ後、夜の星空もまたいい。気持ちを休息に向かわせてくれる。寝る前まで部屋の電灯をつけて過ごす暮らしだけど、寝る直前に外に出て星空を眺めることが多い。ぼくはいつでもすぐに眠れるほうだけど、星空を見たあとはなおさら眠りに就くのが早いような気がする。


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by 硲 允(about me)
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