うちの田んぼで育ったハッピーヒル(自然農法を提唱した福岡正信氏が生み出した品種)で玄米の黒焼き(黒煎り)をつくってみました。玄米の黒焼きとは、玄米を真っ黒になるまで時間をかけてじっくりと煎ったもので、免疫力を高めたり、体温を上げたり、ガンに効くという話もあります。
籾付きのお米(籾摺りした玄米でもいいらしい)を3カップ計ります。
火力を調整しやすいガスの火で煎るのが簡単そうですが、庭で剪定した木を燃やした火で煎ることにしました。3時間くらい煎る必要があるらしく、カセットコンロのガスボンベがあっという間になくなりそうだし、薪の火のほうが美味しくできそうな気もします。
土鍋を火にかけ、最初は弱火で1時間・・・のはずが、途中から火力が強すぎて、ポップコーンのようにお米がはじけてしまいました。
籾を剥いて食べてみると、ポン菓子のようで美味しい。パンやスコーンに入れたらよさそうだと思い、はじけたお米の籾を一つずつ剥いていきました。根気のいる作業です・・・。
はじけずにいた残りのお米を再び煎り始めました。火が安定していたので、今度は大丈夫。
弱火から中火で2~3時間。だいぶ黒くなってきました。辺りもだいぶ暗くなってきました。
ようやく完成!(写真で見るよりもっと黒いです) やっぱり3時間くらいかかりました。
さっそく、夕食後にやかんで煮出して飲んでみました。
玄米茶をこうばしくしたような味(そのままやん!)。クセのない味なので、嫌いな人は少ないかも。いろいろな野草茶と混ぜても美味しそう。
以前、相方が黒入り玄米茶を鉄のフライパンでつくってくれたことがあり、鉄のフライパンを使って陽性が強くなりすぎたのか、飲んだあと、二人とも喉がカラカラに渇いたことがありましたが、土鍋を使った今回は大丈夫でした。
はじけたお米はパンに・・・
カリっとした食感で、けっこう堅いので、パンをよく噛んで食べるようになります。市販の発芽玄米パンなどに入っているお米はここまでカリッとしていないけど、あれは発芽させたお米を生のままパンと一緒に焼いているのかなぁ?
旅先で白米が続くと玄米が食べたくなってくるので、黒焼き茶を持っていってそんなときに飲んでみようと思います。
黒煎り玄米は自然食品店などで販売されているのを見掛けますが、中には時間をかけずに煎ってはじけてしまっているようなのもあるそうなので要注意。
amazonでも販売されています(↓)。
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by 硲 允(about me)
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