ハッピーヒル(陸稲)の開花。不耕起、無肥料・無農薬で元気に育つ


田んぼの稲(ハッピーヒルという品種)が順調に育っています。

今年でお米づくり4年目。耕さず、肥料も農薬も与えず(草木灰をたまに撒くくらい)、水も引かず(隣の田んぼからある程度染み出てきますが)で、毎年元気に育ってくれています。


近所の米農家さんが、「株が大きいなぁ」と言ってくれて、たしかにそう言われてみると、今年は今までで一番大きく育ったように見えます。


稲の列の間に入っていって鎌で草を刈りやすいように、一般的な田んぼよりも間隔を広めに植えているので、その分、株が大きくなれるゆとりがある、という理由もありますが、土がだんだんよくなってきたようにも思います。最初の頃は土が固かったのですが、歩くと地面が沈む感じがするくらいに柔らかくなってきました。トラクターで耕さずに草を刈り続けていると、草の根っこが耕してくれて、空気や水が通る隙間ができて土がふかふかになってくるようです。最初の頃は稲の根が浅くしか張れていませんでしたが、今年はもっと深くまで根を張れているのかもしれません。それと、今年はこまめに草刈りをしたのもよかったのかも。田植えした後、全体の草刈りを3回しました。

今年はなかなか穂が出ないなぁと思っていたら、雨上がりの日に様子を見に行くと、いつの間にか穂を伸ばして花を咲かせていました。


葉っぱとたくさんの穂が力強く空に向かって伸びています。


穂の粒々の間に白く小さく見えるのが花。自分で育てるまで、稲の花を見たことがなかったし、花を咲かすということも知りませんでした。小学生の頃、通学路に田んぼがあったのに、何となくしか見てなかったんだなぁ(当時は興味もなかった・・・)。

花を咲かせている間は、中に入っていって草を刈ったりせず、そっとしておくのがいいそうです。がんばってくれてるねーと心の中で声を掛けながら、そっと見守ります。


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by 硲 允(about me)
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