イオンに入っているune noix(アン・ノア)に相方がプレゼントを探しに行って、見つけてきた米粉のお菓子。作っているのは、岡山の「農園菓子工房 ホトトギス」。
お店に置いてあった小さなパンフレットを読むと、2005年に“農ある暮らし”を求めてご夫婦で岡山に移住された方たちで、自家栽培の米粉や地鶏卵、黒きなこなどの材料を使い、小麦を一切使わない設備で全てグルテンフリーのお菓子を作られているとのこと。
イオンに入っているようなお店でもこういうお菓子が買えるようになってきたとは、時代の流れを感じます。
農薬のことはパッケージやパンフレットに何も書かれていませんでしたが、基本的には使っていないだろうと想像しました。
後からウェブサイトを訪れてみると、詳しく書いてくれていました。
栽培方法は環境にできるだけ配慮した有機循環農法です。具体的には化学肥料や農薬のみにたよらず、カバークロップ、緑肥や堆肥に、米ぬかや菜種粕などの有機肥料を使い、ミネラル肥料や微生物を活かした自然の摂理に矛盾しないやり方を取り入れています。緑肥を使った抑草方法のほか、虫の害や病気などの対策としては、微生物農薬のbt剤やお酢、石灰などの有機認証対応の農薬を使用する時もあります。
とのこと。
プロフィールのページを拝見すると、もともとはパンを作られていたそうですが、グルテン不耐症(グルテンを食べると具合が悪くなる遺伝性の病気)が発覚したのがきっかけでグルテンフリーのお菓子を作るに至ったとのこと。今の時代、さまざまな食品に小麦が使われていて、小麦なしの食生活を送るのがいかに大変か、読んでいて伝わってきました(ぼくは砂糖を避けていますが、それよりも大変そう・・・)。ホトトギスでは、工房内で小麦などの麦類を一切使用していないので、麦類のアレルギーがある方でも安心していただけます。
パッケージには材料の産地を詳しく書いてくれているのもありがたい。
「米粉のブラウニー(素焼きくるみ)」。美味しそうだけど、ぼくは砂糖を控えているので我慢。相方も白砂糖を食べると顔色がわるくなって白くなりますが、こちらのブラウニーは粗製糖や黒砂糖を使用しているので大丈夫でした。
こちらは「玄米ポンのグラノラバー(黒豆とカシューナッツ)」。サクサクとして、麩菓子のような懐かしい味で美味しかったそうです。
砂糖が入っていないポン菓子もあったので、次回買ってみようと思います。
ホトトギスのお菓子の取扱店はこちら。 オンラインショップもあります。
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by 硲 允(about me)
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