お店に砂糖やお肉無しのメニューをお願いすると…。時々難色、時々感動。


知る人ぞ知る、という感じの香川の某釜飯屋さんに行ったときのこと。

常連の仲間のススメで、午前中の活動のあと、みんなで行くことになった。ぼくが砂糖を控えていることを知っているメンバーは、前日にお店に連絡してくれて、砂糖抜きで対応してくれることを確認しておいてくれた。

当日、行く前に電話をし、注文するメニューを伝えた(炊くのに時間がかかるので)。砂糖抜きを改めてお願いすると、「あまり(砂糖抜きは)やりたくないんですけどね」と難色を示されたが、砂糖を食べると歯茎が腫れてくるのだと事情を説明し、どうにか対応いただけないかとお願いすると、「美味しくないって言われても、知りませんよ」という感じで念押しされたが、砂糖抜きでつくってもらえることになった。

このお店では、シイタケとワラビ(だったかな?)を砂糖で煮込んでいるらしく、砂糖抜きとなると、出汁となるこれらを入れることができなくなる。お店としては、こだわりの味を提供してお客さんに味わってもらいたい、という想いがあるはずなので、不本意なものを提供したくないのは理解できる。正直に難色を示され、そこまで言うなら、ということで、不本意な料理だとしても対応してもらえるのはありがたい。

お店に砂糖無しの対応をお願いすると、余計な負担をかけることになるので、個人的に外食するときは、砂糖無しをお願いしてまでお店に行くことは普段ない。砂糖無しのメニューがあるとわかっているお店に行くか、弁当を持っていく。

ところが、みんなでどこかへ食べに行くとなると、お店にもともとあるメニューでは、砂糖無しが難しい場合があり、そういうときは相談してみることにしている。

先日、香川県丸亀市の某カジュアルフレンチ料理店に砂糖無しとお肉無しのメニューを相談すると、快く対応してもらえることになった。「他に何か苦手なものがある方はいませんか?」とまで確認してくれて、そんなお店もあるもんなんやなぁと、感動した。

お肉無し、でお願いすると、気の毒になってか、とても気合の入った代替の料理を出してくれるお店もある。だいぶ前の話だけど、お肉メインのお店で飲み会があったとき、相方がお肉無しのメニューをお願いしたところ、ずいぶん豪華な料理を提供してくれて、他のメンバーにうらやましがられた。今度行くときは、全員お肉無しのメニューをお願いしたらどうか、と思ったけれど、さすがにそれは「他の店に行ってくれ!」ということになるだろう。

砂糖やお肉に限らず、最近では、いろんな食物アレルギーに悩まされる人が増えてきた。誰でも気兼ねなく外食を楽しめる世の中になっていけばいいなぁと思う。


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by 硲 允(about me)
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