竹を燃やす


雨が続きますが、止んだ日に竹を燃やす。うちの畑では野菜の支柱に、細い竹(篠竹?)を使っています。去年伐り出して使い、今年も引き続き使えるものも多いのですが、あまりにカビが生えていたり朽ちてきてすぐに折れてしまうようなものは燃やして灰にして、畑に撒きます。支柱としては使えない先のほうの部分も積み上がって通路をふさいでいたので、少しずつ燃やして整理しています。

火を焚いていると、妙に心が落ち着きます。

このあたりでは自由に火を焚けますが、街のほうでは外で火を焚くとすぐに止められると聞きました。

東京のアパートで暮らしていた頃は、部屋の電気を消してローソクを灯すことが時々ありました。寝る前にこれをすると、深く眠れました。

畑で火を焚いていると、火は「リセット装置」のようなものかもしれないと思えてきました。使わなくなった竹にしても、そのまま放置しておけば虫や微生物などによって分解され、自然と土に還り、また別の生命へと循環していくわけですが、一度に竹を伐り出して積み上げたものなどを一気に片付けたいときなどは、火が便利です。

炎が揺れるのを見ると心が落ち着くのは、心のどこかをリセットしてくれているのかもしれません。