畑仕事は元気の源


畑仕事をすると妙に元気が出る。

体調や気分がちょっと冴えないときでも、2時間ほど畑仕事をして家に戻ると、身体も気分もすっきり別人になっている、ということがよくある。同じ2時間、アスファルトの上をウォーキングしても同じ効果がない。元気を出す、という目的では畑仕事をするなら、ぼくの場合、機械を使わず、鎌で草刈りし続けるのが今のところ一番効果がありそうだ。ほとんどものを考えず、無心とまではいかないけれど、夢中で作業に没頭できるのがいいのかもしれない。頭や気を遣いながらでは、同じような効果が生まれない。

畑が元気の源なので、なるべく毎日畑に行くことにしている。春から秋にかけて、そうしないとそもそも畑仕事が間に合わない。雨の日が続くと、畑仕事ができず、身体が鈍って気持ちわるくなり、動きも鈍くなり、頭の働きも鈍くなって気分も落ちてくる。今年の梅雨は、いくら梅雨といっても雨の日が続き過ぎる…。

東京で暮らしていた頃は、夕方になるとよく近所の公園に散歩にでかけ、それが畑仕事と似たような役割を果たしてくれていた。植物の多い場所、というのが大事だろうと思う。見るだけでも気持ちがほっとするし、空気も違うし、わからないところでいろんなものを与えてくれているのだろう。草刈りをすると、いろんな草のいい香りがする。あれを吸い込むのも、もしかすると元気の秘訣かもしれない。


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by 硲 允(about me)