ある日の買い物(日記的記事)

ある日のこと。雨で畑仕事ができず、買い物に出かけた。

近所のショッピングモールへ。緊急事態宣言発令中は専門店が閉鎖され、店員さんたちも寂しげだったが、ほとんどのテナントが営業を再開し、活気を取り戻した。

久しぶりに回転寿司屋の前を通ってみた。香川に移住してきた当初は、よくこのお店のお世話になった。あの頃は大変なことも多く気分が沈むこともあり、そういうときは、回転寿司屋の活気をもらいに行った。寿司が回っていると不思議と元気が出てくる。いや…寿司が回っているだけではないのだろう(元気がたいして出ない回転寿司屋もある)。そのお店は、店員さんもお客さんたちも楽しげだった。その後、歯がいよいよわるくなって砂糖が完全に食べられなくなったので、今では回転寿司屋には行けなくなった(最近の酢飯にはほぼ100%、砂糖が入っている)。このご時世、回転寿司屋は大変だろうと思う。寿司が回っているかどうか店の外から覗き見たところ、寿司の代わりに、寿司ネタを紹介するカードなど、食べられないものばかり回っていた。注文したら席まで届けてくれるのだろう。それでも回転寿司気分はそれなりに味わえるだろうと思った。

コーヒー屋も営業再開した。ソファー席など、人と人の距離が近くなる席には、座れませんという札が貼ってあった。NG席は3分の1くらいだろうか。どれくらい効果があるのかは謎だけど、お店としては何か対策をしないわけにはいかない気持ちになるのはよくわかる。

ドーナツ屋では、平日のみ、1時間食べ放題コースを掲げているのが目に入った。1時間でドーナツを何個食べられるだろう? ぼくは1時間与えられても残念ながら(?)1つも食べられない。

お腹が空いたので、輸入食品店で砂糖不使用(甘みにはココナッツ蜜を使用)、オーガニック材料でできたクッキーを買って食べた。チアシードとレモンのと、くるみ・カシューナッツとカカオの2種類があり、猫のイラストが目印。ここに買い物に来て小腹が空いたときは最近はこれと決めている。

食料品も、最近はオーガニックのものが増えてきた(全体の割合ではまだ寂しいけれど)。畑が端境期でこのところ大葉とホーリーバジルとインゲンばかりだったので、たまには他のものも食べたくなり、お隣の農家さんが育てているキャベツとプラム、それと香川産の玉ねぎを買った。オーガニックではないけれど、お気に入りの厚揚げも。厚揚げがあればうちでは大ごちそう。「今夜は晩餐やね」という気分になる(一応書いておくと、ひもじくしているわけでも、やせ我慢しているわけでもなく、いつの間にかそういう身体になり、動物性のものは身体が受け付けなくなり、たまにシラスを食べるくらいで身体が重たくなる)。